円安誘導で電気料金は1.23倍に

東日本大震災から3年が経過。電気料金の今後は?(2014.3.12)

 東日本大震災から3年が過ぎ、新聞やテレビで様々な情報が流されています。改めて本当に大きな災害だったんだなと思わされます。

 一方で相変わらず福島第一原発は、汚染水処理問題と被災者への補償問題で揺れているようです。汚染水の方は、新聞を読んでいる限り綱渡りの毎日が続いているんだろうなと想像しています。

 補償の方は、突然打ち切られたり減額されたりというニュアンスの報道が多いように感じられます。一般の人と社員の人への補償額を勝手に変更していると聞くと、直接的な関わりを持たない私のような立場から見ても、本当に不思議な会社だなと感じることが多いです。

 ましてや、当事者となった人たちの怒りは想像に余りあります。

 しかしではどうすればいいのかとなると、妙案が浮かばないことも確かです。基本的には会社にお金がないということで、利益を上げるためには電気をどんどん使ってもらうしかないことになります。

 しかし円安誘導による原油価格の高騰(ガソリンや灯油代の値上げから実感しています)によって、電気代はどんどん上昇しています。 (電気が足りないから需要と供給の関係で値上がりしてるわけではないと思っています)

 電気料金は三段階で計算されていますが、そういったややこしいことを無視して、私の家計簿から「電気料金」を「使用電力」で割り算して、1kwhあたりの料金を計算すると、2009年前後が一番安くて、だいたい22円前後でした。つまり標準家庭で300kwh使えば電気料金は6600円。

 それが震災の起こった2011年あたりからグングン上昇。現在27円を越していますから300kwhだと8100円。単純計算で1.23倍。負担がどんどん大きくなっています。

 いっそのこと太陽光発電にするかとか、電力小売業が解禁されるまで待つかと、ちょっと悩んでいます。

 ちなみに我が家の一ヶ月の電力料金は、年間を平均すると6000円ぐらい。つまり1年で7.2万。太陽光発電導入費用は150万ぐらい?今の電気料金で150万に達するのは約21年後。

 もちろん発電した電気を売ることも考えられますが、つい先日の新聞で太陽光発電の買い取り価格は1kwhあたり36円から32円と大幅減額。この辺りの動向も視野に入れて考えないと負担ばっかり増すと言うことになりそうです。

 というわけで、太陽光発電も様子見で、仕方なく請求された電気料金を払っているわけですが、この先の消費増税を目前にすると、ともかく少しでも無駄遣いは減らそうというのが庶民の感覚ではないかと思います。となると東電の利益も減るはずです。
 
 一方で深夜まで街中では煌々と灯りがつき、24時間営業の店が便利だともてはやされ、深夜までテレビの放映が行われる社会というのも、なんか変だなと言う気もしています。 電気の問題は難しいです。


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