物価が上がって、受給額は下がる?

明日は誕生日、改めて年金について考えています(2015.1.23)

 今日は気持ちよく熟睡して、起きたら7時40分でびっくり。大寝坊です。ただおかげで、このところ感じていた体のだるさ(たぶん運動不足)が解消しました。

 のんびりとした生活を送っているつもりでも、毎日単調な日が続き、なおかつ寒いので外に出ないでこういったブログ書きやホームページ作りばかりやっているのも、精神衛生上良くないなと感じます。

 実は私は明日が誕生日。巳年の水がめ座生まれ。30〜40年ぐらい前は、「花のニッパチ」と我々昭和28年生まれの者を呼んでいました。

 どうしてそんな名前が付いたのか、記憶は定かではないのですが、確かこの年生まれの有名人が多かったのではなかったかと思います。

 そこで実際にネットで調べてみると、先ずは相撲関係でこの年生まれの有名人が多いとのことで、確かに新聞紙上でもそんな見出しが出ていたように記憶しています。

 ウィキペディアには、こういったお相撲さんの名前も出ていました。「北の湖」「若乃花」(2代目)「麒麟児」「栃光」なんていう懐かしい名前が出ています。他にも昭和28年生まれの有名人を調べてみると、まあ当たり前ですが、ここには書き切れないほどの名前が見つかります。

 しかしその後はこういった生まれ年による愛称はあまり聞かれなくなったように思います。やはりそれだけ当時28年生まれの人がいろいろと活躍していたからなのかなと思えますが、そういった人が今年は続々と62歳を迎えるということです。

 再三書いていますが、この私の年齢(3月生まれまで)が60歳から一部の年金をもらえる最後の世代ですが、無常なことに私より3カ月遅れて4月以降に生まれた人は、同じ62歳でも、年金は61歳になった年度の4月から受給が始まっているわけです。

 
 さらにこの後2年ごとに受給開始年齢が繰り下がりますので、60歳になって仕事をやめざるを得ない職場の場合、今年の3月で退職される方は1年間一部の年金も支給されない空白期間が生じます。

 それにしても、年金原資が足りないからという理由の元に、仕事を始めた40年近い前には予想もしていなかった制度が、退職間際になってコロコロ変わり、受給額を減らし、受給年度を下げるなんてのは、お金が足りないという理由があるにせよ、就職した頃の最初の約束とまったく違うわけですから、ほとんど国家による詐欺のような制度改革だなと時々感じます。

 しかも、少し前に書いたように、これからは物価の動きよりも、常に少しずつ年金の受給額を減らすことになりそうですから、「100年安心プラン」なんていう言葉も、実は選挙用のスローガンみたいなものでほとんど実効性がなかったということのように感じます。

 一方、ここのところの原油安が政府が画策する物価上昇を阻害することになってしまったようですが、ともかくデフレ脱却のためになんとしても物価は上げたいということのようです。

 ということは一方で物価が上がり、年金は少しずつ減額ということになりますから、現在の60代以降の人たちはまだしも、50歳より若い人たちの年金受給額では、日々の生活費を賄えるかどうか分からないという状況も生まれそうな気もします。

 実際のところどうなのか?こういったことは目に見えないひじょうに緩慢な速度で進みますので、実に判断が難しいなと感じます。 


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