社会保障費と年金

最後は誰が担うのか(2016.11.29)

 通販生活は面白いですね。私は楽天を使っているのですが、買えば買うほどポイントがたまるという錯覚に陥り、実際にはどんどん現金が減っているという事を忘れてしまいそうです。

 ここに来て通販で買ったのはパルシステムの有機野菜セット、ミカン5kg、今も着ている半纏、プリンター用インク、郷里の金沢名物であるフグの糠漬やあんころ餅、かぶら寿司といったものです。

 それぞれの値段は1000〜5000円ぐらいで合計1万円ぐらい。そういったものがここのところ毎晩送られてきますので、なんだかサンタクロースのプレゼントみたいで楽しいです。

 そういった生活に慣れてしまうと、コンピューターでブログを書いている合間につい楽天のサイトを見てしまい、これはどうだろうかなんて考えています。

 買い物好きは次に何を買おうと考えるそういったワクワク感がたまらないのかなと思えますが、しつこいようですが必要もないのに買ってしまうのは浪費です。

 ただバブルの頃の日本は、必要もないのにあれも欲しいこれも欲しいという気持ちが強くなり、ともかくなんでも買いまくったという感じがします。

 当然ながらみんなが買いまくれば見かけ上の経済はどんどん上昇し、誰もがハッピーになるはずでしたが、やはり限界があってバブルは崩壊。

 それ以後自民党は経済政策と称して何兆円ものお金を費やしています。しかし熱が冷めてしまったバブル経験者は、それを冷ややかに分析し、なんとか自分だけは良い目を見て逃げようという姿勢になっているように思います。

 そのためいくら賃金を上げても、年金を振る舞っても、雇用確保に努めても、将来の年金に不安がある限り、以前のような浪費は出来ないと考える人が増え、その考え方は20代30代の若い人にも浸透したため、物がなかなか売れないという状況になっています。

 そこへもってきて、またしても年金給付が減額されそうで、もう一方の医療費や社会保障費の負担は増えそうに思えるので、ますます財布のひもは固くなるという悪循環です。

 自民党は何とかして物価を少しでも上昇させようとしているようですが、現実はすでにデフレ傾向に入りつつあるのではと私は思っています。

 またさらに言えば経済には疎いので、物が安くなるのは良いことなのに、なぜあれほどまでに物価上昇2%にこだわるのかと不思議でしょうがないです。

 たぶんデフレになれば、大きく膨らんだ借金が、更に膨大な借金になることを恐れているのではという気もしますが、だとすればともかく予算を消費しない予算編成(緊縮財政)をすべきだと思うのですが、現実にはあれも欲しいこれも欲しいと、私が通販生活を楽しむような心境で国家財政を動かしている人がいるように思います。

 それにしても社会保障費と年金はどうなるのか。出費は増えつづける一方です。いずれ誰かが負担しなければいけないわけですが、それが企業なのか個人なのか。

 個人の場合は高齢者なのか多少裕福な人なのか。勤労者なのか、それども子や孫の世代なのか?根本の方針が不明確なため、常に疑心暗鬼が付きまとっているように思え、それがますます消費を冷え込ませています。



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