年金財政が危うい

2019.8.28

 今日も朝6時半に自然に目が覚めました。軽くストレッチをして朝食はご飯。おかずはカツオの炭火焼と玉ねぎのポン酢和え。さらに自家製ナスの煮びたし

 食事をしながら朝刊を見ると年金の将来の見通しが発表された様で、分かってはいたことですが、やはり先行きは暗い。現在の水準は現役時の収入の61.7%になっているそうですが、30年後には50.8%まで下落すると書かれています。

 30年後なら私はとっくにこの世からおさらばしていますから、関係なさそうと言えないこともないですが、当然その途中の15年後には、55%ぐらいになっている可能性がありそう。

 15年後なら、81歳ですから、まだ存命の可能性はわずかながらあるなと思うと他人事ではありません。とはいえ、75歳を過ぎたら、日常の諸活動レベルはどんどん低下し、衣食住に関する経費は今よりも減りそう。

 逆に増えるのは医療費。現状を見てもこれは間違いないなという気がします。だとすると衣食住に関する経費の減少分と医療費の増加分がうまく相殺すればよいということになりそうですが、こればっかりは予測がつきません。

 しかし私の場合はまだいいのかも。憂うべきは息子の世代。それこそ65歳とか70歳まで働いて、いざ健康を害して退職したら年金が現役時の半分ぐらいしかもらえない、というのでは過酷すぎる?

 とはいえ、今からそういった暗い予測が分かっていれば、目先の効く人は何らかの対策を行うはず。それは早い話が節約であり、投資という行動かも。

 実際問題私が就職したころは、将来の年金に対する知識はゼロで、退職したらごく普通に年金暮らしを送れるものだと思っていました。

 それが40代になるころから、年金財政が危ういということが叫ばれるようになり、さらにどんどん制度が変わりましたので、その変化に合わせて将来予測をして対応できた人が、今は何とか生活できているということになりそうです。

 つまり政治の動きを注視することが大事ということなのですが、現状の選挙を見ているとそこまで考えてニュースを見ている人の割合はどんどん減っていて、それが投票率の低下にも表れているような気がします。

 とはいえ現状を否定して野党に投票して野党が政権を握ったからと言っても、年金の原資が枯渇しつつある現状を食い止めるのは至難の業?

 かくして、結局は個人個人の努力にゆだねられることが大きな要素になるような気がするわけですが、出来ることは少ない。やはり出費を減らして、収入を増やす算段をするしかなさそう。

 しかしみんなが出費を減らせば、日本の経済はますます衰退?国内でいくら投資をしても儲からないということにもなりそう。だとすればやはり海外しかないか、と最近つくづく思うようになっています。

 これはつい先日も行ってきたタイという国の、日本とは違うエネルギッシュな印象から感じるものです。しかし良く調べてみるとタイも徐々に少子高齢化になりつつあるということで、そうなると投資先がない!ということにもなりそう。

 そんな中、自国の利益さえ確保できれば他はどうなってもいい、みたいなトランプさん的な考え方が世界中に蔓延しつつあるようで、これはなんかちょっとしたきっかけで暴発しそうだなという不安も感じています。

 そうなるともう年金どころの問題ではなくなりますね。年金が足りなくなりそうだと騒いでいられる状態は、まだ良い状態のなのかもしれません。





年金の見通しは暗い。解決策は?


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