節約生活と海外旅行

50代から62歳までを振り返って(2015.1.25)

 昨日誕生日を迎え、62歳となり、今日が二日目。61歳と62歳の間で何か変わったことがあったかなと振り返ってみると、特段何も思いつきません。

 50歳を過ぎたぐらいから、毎日が坦々と過ぎていくなあという感覚が少しあり、「そろそろ将来計画を考えないと」なんてことも思っていました。

 55歳になると、四捨五入で60代となり、こりゃいよいよ本格的に中高年の高年の方に入ったかという感覚が少し。もう少し働けるけど、体力的にはきつくなってきたなあという意識も少し。

 当時は妻が入院中で、職場と病院と家事で忙殺されていた時期ででもあり、毎日がめまぐるしくあっという間に経過。私が56歳のとき妻が他界。

 精神的に大きな衝撃を迎えると共に、それまでの疲労や緊張感で体調不良。一方で息子がなんとか一人前になるまではがんばらないとという意識もあり、その意味で私自身の健康維持がもっとも大事と判断。

 家計簿をつけ、将来へのシミュレーションを行い、退職金をもらえれば、その後3年間体調不良で働けなくてもギリギリ生活は維持できると判断し、早期退職を決断。

 早期退職後、仕事に対するプレッシャーから一気に開放され、肩にずっしりとかかっていたように感じていた重石がス〜ット消えてなくなり、高血圧症状も改善。

 不眠や悪夢といった不快な症状からも開放され、気持ちが前向きに。幸いなことに非常勤講師というちょっとした収入の道や、父子家庭への様々な補助制度を利用することも出来、ギリギリ維持できる生活から、少しずつ気持ちに余裕が出てきました。

 その間、ネットを使った副収入の道もわずかながら開け、そのお金で旅行にも行けるうになり、家計は赤字続きであるものの、当初よりその減少額は少なくなりました。

 早期退職当初、60歳までの3年間が人生最後の経済的試練かなという、ある意味悲壮な考えもありましたが、意外に無難に乗り切ることが出来、晴れて60歳を迎えました。

 ついに自分もシニア世代になったかという感想と、これから数年間は男の最後の厄年だから、体はいよいよ老年期に向かうんだという意識もありました。

 というわけで、健康のためにウォーキングに割りと真面目に取り組むようになり、一方で一部の年金が支給されるようになったことから、経済的な部分もさらに改善。

 早期退職当時、「60歳は遠いな」と思っていましたが、振り返ってみればあれからもう5年。高校生だった息子は大学生となり、このまま無事進級できれば、あと2年で基本的に息子の食事等の世話も必要がなくなるのではと予想。

 そんな気持ちの中で迎えた62歳。今更誕生日だからと言って何か祝いごとをするつもりはなかったのですが、まあ一つの節目だろうと、いつもより少し高級なビールを飲んで、ちょっと良い気持ちに。

 さらに、12月下旬のバンコク旅行以来、ただひたすら単調な節約生活を送っていたので、そろそろどこかに出かけたいという気持ちが酔いと共に強くなり、ほろ酔い加減でついにJALのサイトでチケット購入。出かけるのはまたしてもタイ。

 ちょうど行事が突然変更になって仕事の空白が5日ほど出来たというのが理由です。というわけで、62歳を無事迎え、節約をしながらも自由奔放な生活をする基盤が徐々に整ってきたなと感じています。


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