進歩には段階がある

段取りの必要性(2017.1.11)

 今月から病院でストレッチを行う回数を週2回にしました。1週間に1回だと継続性に欠けるなと思ったからです。で今日がその日でした。

 予約した時間は午後3時。2時半ごろ自宅を出発。用意するのは運動用のジャージですが、別段普段着でも問題なさそうです。3時5分前に到着して、馴染みになりつつある係りの人に挨拶をして着替え。

 といっても下半身のズボンをジャージに履き替えるだけ。上半身は綿のシャツのまま。気温が低いので汗をかくこともなく、ほとんど着替える必要がありません。

 着替え終わって血圧測定。130/85ぐらいでした。このところ落ち着いています。血圧を確認してまずは柔軟体操。ビデオが流れているので、マットの上でそれに合わせて体を動かします。およそ15分くらいでしょうか。

 それが終了するとまずは自転車。15分間ひたすら漕ぎ続けます。有酸素運動ということなので、これは大事な運動だと思っています。平均のスピードもやり始めた頃に比べると少し上昇。

 最近面白いなと思っているのは脈拍。自転車運動を始めた数か月前は、漕ぎ始めてちょっと時間がたつと脈拍も100前後になりました。最近は90を越したあたりで100を超すことは滅多にないです。

 実際漕いでいて最初の頃は「こりゃ大変だ」という感想を持ちましたが、最近は全く意識しなくなりました。体がそういった運動に慣れてきたのかなと思います。

 続いて各種のマシンを使って重りを持ち上げトレーニング。上腕筋、大胸筋、広背筋、腹筋、大腿筋等を順に鍛えていきます。

 その昔こういったマシンを使ったトレーニングをしている人を外から見て、まあ物好きだなと思ったこともありますが、やってみると意外に大変ですし、効果もありそうです。

 トレーナーと呼ばれている人に、ちょっと雑談の合間に、「こういったマシンのトレーニングで効果はありますか」とさりげなく聞いてみると、効果は4か月ごとに段階的に表れるということでした。

 結局人間の体というのは、新しい環境に順応するために、最初の一か月ぐらいはいくらトレーニングをしても効果はないようで、その間に体は新環境への準備段階に入るようです。

 そして次の一か月に準備段階にのっとった形で脳の中に新しい回路が構築され、その設計図に沿って肉体の改造、補強が始まるとのことです。

 こういったことが一応完成するのが取り組みを始めて3か月後。それらが順調に機能するようになるのが4か月後ということみたいです。

 ということで、筋肉の増強という観点ならトレーニングを始めて3〜4か月後に筋肉がついてきたという実感を持てるようになるということでした。

 まあ気長に取り組むしかないということですが、私はすでに10月ぐらいからこういったリハビリのトレーニングを始めていますので、そろそろ効果を感じるころではと思っています。

 そう考えると、最近になって腹筋が簡単にできるようになり、バランス練習(開眼片足立ち)も1分以上継続できるようになり、自転車をこいでも辛くなくなったなと感じます。

 ちなみにこういった実感は、何も体力だけでなく物事全般に言えるのではと思います。つまり何か新しいことを始めるとき、計画一か月、その計画にのっとった準備1か月、実際に実践して1か月、そして4か月目からその結果を享受できるということです。 


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