80歳までの支出と差引シミュレーション

 収入に対して支出がどのくらいあるかを、現在の生活水準を基本にして考えます。条件は息子は私立理系大学に入学。その後就職して自宅通勤の場合は何らかの家計費補填を予想できますが、面倒なので息子は独立。私が一人で生活と考えます。

 一方、教育費とは別に、現在乗っている車の買い換えが後1回だけ発生しすると予想しています。それを仮に100万とします。(たぶん中古を買うと思います)

 また家電製品の買い換えが随時発生し、年間5万で10年ぐらい続くとします。ただし面倒なのでこれをまとめて50万として計算します。

 さらに家のリフォーム費用(外壁塗装や屋根)を250万と見積もります。私の医療費も上がる可能性が高いですが、今回はそこまで考えません。

 さらに息子が結婚すると考えると、親からの援助として100万ぐらいを考えておきたいものです。そういったイベントがどこで起きるかは予測できません。

 しかし足りない総額が分かればいいので、適当な年度にこれらの支出をはめ込むと以下のようになります。

西暦 平成 年齢 イベント 収入計 生活費 教育費 保険
税金
特別
支出
支出計 差引
2010 22 57 早期退職、息子は
私立高校入学
106 150 100 100 350 -244
2011 23 58 157 150 50 45 245 -88
2012 24 59 198 150 50 45 245 -47
2013 25 60 正規定年、息子が
大学入学
247 150 250 45 445 -198
2014 26 61 247 150 150 45 345 -98
2015 27 62 車買い換え 175 150 150 45 100 345 -170
2016 28 63 175 150 150 45 345 -170
2017 29 64 大学卒業就職 175 120 35 155 20
2018 30 65 老齢年金開始 235 120 35 155 80
2019 31 66 屋根リフォーム 235 120 35 150 305 -70
2020 32 67 235 120 35 155 80
2021 33 68 家電買い換え 235 120 35 50 205 30
2022 34 69 235 120 35 155 80
2023 35 70 外壁塗装 235 120 30 100 250 -15
2024 36 71 205 120 30 150 55
2025 37 72 205 120 30 150 55
2026 38 73 205 120 30 150 55
2027 39 74 205 120 30 150 55
2028 40 75 息子結婚? 205 120 30 100 250 -45
2029 41 76 205 120 30 150 55
2030 42 77 205 120 30 150 55
2031 43 78 205 120 30 150 55
2032 44 79 205 120 30 150 55
2033 45 80 205 120 30 150 55
合計 4940 5300 -360


 というわけで、我が家の場合は現状の生活を維持するだけなら、360万円の貯金があればよいように見えますが、実は息子が大学に通っているころの最大の累積赤字は1000万を越します。

 つまり現状で少なくとも1000万ぐらいの貯金がないと、この時期を乗り越えられないと言うことになります。またこの計算には、私自身の遊びに対する支出(いわゆるレジャー費)が全く含まれていません。

 私は旅行が好きなので、年間50万ぐらい使いながら70歳まで生活したとすると、あと500万ぐらい必要になります。

 さらに言うと、旅行に行って散々遊んで80歳で亡くなる頃には、もしかすると息子に残せる現金の遺産が無い、と言うことになるかもしれません。(自宅は残りますが)

 いずれにせよ、この手の計算は、何回も実態に合わせて少しずつ修正しながら考えていくものだと思っていますので、息子の大学受験等のイベントが終了したら、また新たに作り直す必要があると思っています。。

 というわけで、これは2012年2月現在の我が家の将来シミュレーションを表していると言うことです。


表紙に戻る 生活設計 来年度の収支予測