退職後に得られる収入総額は?

早期退職について取材を受けました(2013.2.6)

 一週間ほど前に某テレビ局より、早期退職について取材が出来ないかという問い合わせがあり、昨日はその方が午後から自宅まで来ると言うことで、午前中から気持ちが落ち着きませんでした。

 人が来るとなれば多少は部屋をきれいにしなければいけないと思い、いつもより丁寧に掃除をやったり、脱ぎ散らかした靴が散乱している玄関を整えたりと、結構気を使うものです。

 午後になって担当の方から電話が入り、来るのは担当の方とカメラマン、インタビュアー、アシスタント(正式な名称は私はよく分かりません)の4名だということで、これは結構本格的なものなんだということを改めに認識。

 カメラが来るなら服装ももう少し良いものが良かったかとか、髪の毛に寝癖はないかなとか、いろいろ考えましたが、結局面倒なのと、今更初老のおじさんがカメラ写りを良くしようと10分や20分努力したところでたいした成果は上がらないだろうと判断。

 取材の目的も早期退職の話題ですから、今更気取ってスーツにネクタイはかえって変です。結局カジュアルな雰囲気で接するのが一番良かろうと思い、自然体でいくことにしました。

 あらかじめ決めていた時刻になると、いわゆるワンボックスカーが家の前に横付けされ、そこから撮影機材が運び出され、玄関のチャイムが鳴ります。

 スタッフの方とは初対面ですから、双方若干の緊張があったものの、これまでメールで何回かやりとりをしていたので、まあ何となく想像していたとおりの雰囲気の方で安心しました。

 ただカメラマンの方達がカメラと照明機材を運んでくると、「うわっやっぱり撮影はきちんとやるんだ」と思い、あらためて自分の姿を見直したりしましたが、すぐにそれ以上の努力を断念。

 もともと狭い我が家のリビングに人が5人も入って来て、さらに部屋のコーナーにあらためて撮影のための照明なんかも設置され、ますます手狭になったところで、先ずは、どんな話をして、どんな撮影をするのかという段取りの打ち合わせ。

 その後は分かりやすいところからということで、先ずは早期退職をしてから、人生を全うするまでいくらぐらいのお金を収入として得ることが出来るのかということをシミュレーション。

 これはなかなか面白かったです。改めて考えてみると、早期退職後に得られる収入の種類は「退職金」「早期退職から3年後の現在までに得た非常勤講師による給与所得」「60歳以降から支給される共済年金」「65歳以降から支給される老齢年金」「在職中に行っていた財形貯蓄による自己年金」。これらが基本になるということが改めて実感として分かりました。

 で、こういったものをその後の寿命の設定が難しいのですが、80歳なり85歳まで生きていたとして、収入総額はいくらになるのかという話をしました。

 結果は何千万という大変大きな額になります。自分でも驚きました。私はこれまで、今ある預貯金が今後の出費でどのように推移するかと言うことだけを見ていたので、今後生涯にわたってもらえる金額の総額はあまり意識していませんでした。


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