収入から支出を引き算すると

退職後の総支出の計算(2013.2.7)

 番組の放映は、取材の時点では来週の何曜日ということを聞いているのですが、特番等の関係でまだ確定していないとのことでした。

 確定したらメールをもらえると思いますので、その時、お知らせしたいと思います。現時点で分かっていることは水曜前後であるということだけです。

 さて、自分が何歳で天寿を全うするのかはまったく分かりませんが、小さいときから虚弱体質と言われて育ってきましたので、まさか60歳の今の時点で、そこそこの健康を維持できているとは予想していませんでした。これはある意味嬉しい誤算です。

 早期退職のきっかけは自身の体調不良によるものですが、その際大きく影響したのは息子の存在です。

 息子がいなければフラフラになるまで働いて、後は野となれ山となれでも良かったのですが、息子がいたために、せめて成人式を迎えるぐらいまでは、私自身の体調を維持しないといけないと思うようになっていました。

 実際に早期退職後はストレスが極端に減り、平和な毎日が続き、健康はかなり回復できました。また時間の余裕も出来たのでウォーキング等に出かける機会も増え、自転車に乗って買い物に行ったり、これまでの生活とはかなり変わったなと言う印象を持っています。

 というわけで昨日の続きですが、自分の寿命を80歳なり85歳に設定すると、今の年金制度が変更にならない限り、基本的に今後もらえるお金の総額が計算できます。これが昨日までの話です。

 次に出費を考えました。私の場合は退職金の一部で住宅ローンの残りを完済しましたので、上記の総額からこのお金が減ります。

 次に息子の教育費です。私の早期退職と同時に息子は私立高校に入学。この授業料や教材費、交通費等が年間私の場合は60万ぐらいかかりました。(高校授業料無償化等による軽減処置は除いています)とすると3年間で200万弱。これがまた消えます。

 さらに大学です。こちらは現在私立の理系を希望しているので、無事合格できれば学費以外に通学費や昼食代も含めて年間200万と見積もっています。4年間で800万が消えます。

 続いて税金や保険(住民税、固定資産税、車の税金・車検、医療保険、健康保険)が現時点で年間我が家は45万ぐらいかかっていますので、これは将来息子が独立すれば減ることも予想できますが、80歳まで生きるとして、とりあえず40×25=1000万が消えます。

 で、残りが生活費と考えればいいわけですが、実はまだ特別な出費があります。それは家のリフォーム費用。これが数百万。また今乗っている車も、あと1回は買い換えの必要があるほか、場合によっては息子の車と考えると、これらの合計が約500万。

 これらをすべて最初の総額から差し引いて、残った金額が生活費+予期しない出来事のための予備費+自分自身の医療費+遺産ということになります。

 そう考えていくと、はたして遺産は残るのか?生活費はいくらぐらいにしないといけないのか、という事が逆算できます。

 まあそんなようなことをいろいろ細かく話して取材を終えましたが、自分の一生の経済状態が見えたような気もして、終わった後は複雑な気持ちでした。

 ただこのシミュレーションでは、今の節約を続ければ、今後毎年大好きなハワイに行き続けたとしても、わずかですが遺産は残りそうだなと言う感触を得ることは出来ました。


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