65歳で最低1500万?

高齢単身世帯が65歳で必要とする貯金額(2015.7.17)

 出来るだけお気楽な気持ちで老後を過ごそうと思って書き続けているブログですが、政治の荒波というか、老後の生活に暗雲が垂れ込めるような法律や無駄遣いが次々と提案され、「そうじゃないだろう!」とつい独り言をつぶやいてしまいます。

 しかしそんなことばかり考えているとストレスがたまるばかりです。台風が来て今日は蒸し暑い日になっていますが、こんな日にどうにもならない現状にやきもきしていてもしょうがないです。次の選挙までこの気持ちを維持するぞと思いながら、いったん政治的な話題は打ち切ります。

 実はこのところネットの副収入の額が想定よりも落ち込んできているので、ちょっと困っています。同じことをやっているのに、維持できないばかりか落ち込むとなると、ちょっとめげます。

 次から次へと新しいブログやホームページが出来ていて、その中で個人的なブログがどのくらい継続できるものかということも気になっていますが、このまま収入が減っていくと、65歳以降生活は維持できても海外旅行に行ける機会が減るかもと、ちょっと贅沢なことを悩んでいます。

 老後のシミュレーションによって、今後の生活状況は大きく変化するものと思われますが、医療関連の社会保障費の削減、税金のアップ、年金の減額に加えて、ネットの収入の減額が加わると、ダメージは大きそうです。

 総務省統計局の調査
によれば、平成12年ですが、高齢単身無職世帯の消費支出という数字が出ていて、それによれば一ヶ月の消費支出は約141000円。

 内訳は食費が約31500円。住居費14600円(持ち家の人がいるので、平均額は少ない?)。光熱、水道関係が11000円。交通費10600円。教養娯楽費が16200円。交際費25500円。その他衣料品、家具日用品、医療費他となっています。 

 一方収入のほうは社会保障給付(年金)が117000円で、その他が14200円。合計131200円。赤字額は2万円弱。

 私の個人的な見通しから考えると、このその他の14200円と足りない分2万円をネットの収入等で賄えれば、収支は均衡し、資産は減らないということになり、そういった考えてシミュレーションを行っています。

 しかしもしその他の収入がまったく無ければ毎月35000円ぐらいずつ資産が減少することになりますから、年間で42万。65歳以降20年間これが続けば840万足りないことになります。

 しかもこれは平成12年の値で、現状はすでに消費増税が行われ年金も減額になっています。今後はさらに消費税10%が予定され、年金も減額が決まっています。物価も上昇するとなれば、840万足りないという数字は1000万とか、場合によっては1200万足りないということになりそうです。

 さらに高齢者の場合は、医療費が増える可能性もあり、施設等への入所費用を仮に500万と考えると、足りない額は1500万。

 逆に言えば65歳時点で最低1500万ぐらいの貯金があって、最後のときを迎えるときに資産がゼロになっているということになります。

 「そんな世の中に誰がした」と恨み言を言いたくなりますが、それを何とかしようというのがネットの副収入。こちらは定年がないのが強み。ただネット社会の発展が早いので頭が付いていきません。つい先日ウィンドーズ8.1のノートパソコンを旅行用に購入したのですが、使い方に四苦八苦しています。


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