投資信託をすべて解約

2013.7.18
 
 参議院選挙投票日が近づき、予てより考えていた、保有している投資信託すべて(といっても100万ぐらいですが)をいったん売却する事にして、昨日ネットから注文を出しました。

 これで現役時代に積み立てていた投資信託はすべて売却。アベノミクスかアベノリスクかは分かりませんが、海外からの資金流入によって株高となり、その恩恵を若干受けることが出来ました。

 もちろん今後もホールドする選択肢もあったのですが、予てよりあちこちにチマチマとして分散していた口座の統合を目指しています。

 私にとって使いやすい、そして信頼できる金融機関に口座を集中させ、そこに一定額の資金を集め、そこの中で場合によってはチマチマとした投資を行おうと思っています。

 もう1点。売却のタイミングです。選挙は自民党が勝利しそうだと言うことで、その先株は更に上がると予想できれば売却せずに持っていた方が良いわけですが、私には選挙を終えて、ここらで一休みとなるような気がしています。

 もちろんこれは経済音痴の素人の考えで、大多数の人は自民党が勝ち、さらに金融緩和が続けられ、経済が回復しそうだという期待感もあり、株価は上がると考えるのだと思います。

 ただ実際にスーパーやガソリンスタンドで価格の上昇を目の当たりにして、さらに10月からは年金減額、来年は消費増税という試練が待っていると思うと、そんな簡単に一本調子で上っていかないだろうと思えてしまいます。

 まあそもそもランダムウォークの世界ですから、上がる下がるの確率は常に現在の価格から見て50%でしかないわけです。しかも、結局最後は理論ではなくカンに頼って決断せざるを得ないはずです。

 それはそれとして、私の場合こういった投資信託をすべて解約することにより、大きな差益を得る機会がなくなったと言うことが大きいかもしれません。

 解約後手に入った現金は、銀行の定期預金等に入れるつもりですが、この利息がないようなもの。単に自宅に現金を置かないで済む、金庫のような役割を金融機関が担っているとしか思えません。

 だとすれば、その中の一部を使って株式投資やFXか、とも思っていますが、リスクをとればとるほど投資金額の増減の幅も増えます。そう考えると、そう安易にリスクを取ることもできません。

 ただ、60歳という年齢に達したこともあり、これを機に、あらためて投資について少し勉強しようかなとも思っています。実際に投資しないまでも、そのような勉強が老後の生活に役立つことは間違いないはずです。

 読者の「とら猫イーチさん」から、65歳になると強制的に多額の介護保険料を納める必要があると言うことを指摘され、改めて調べてみると確かにかなり負担額は大きいです。

 介護保険料を支払うために働かざるを得ず、その労働のために病気になり、介護保険の世話になる、なんていう馬鹿馬鹿しい状況も想定されます。

 相変わらず参議院選における社会保障の論戦はあまり活発ではないようです。しかし自身の将来の命運がこの選挙にかかっていると考えれば、「投票しなくてはならない」と思うのではないでしょうか。



投資信託はもうからない商品だった


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