1日誰とも話しをしない一人暮らし

一人暮らしシニア世代の交流方法を模索(2014.2.2)

 テレビのニュースを見ていたら身よりの無いお年寄りがいつの間にか亡くなっていて、そのことに誰も気がつかず数か月が経過、なんてことを報道していました。

 核家族化が進み、なおかつ熟年離婚や病気等による離別が多くなれば、最後は一人で生活せざるを得ない、という状況が生まれます。

 実はここ数日息子が友人の家に泊まってくるというので、家で一人で過ごしています。すでにそういった環境に身を置かざるを得ず、毎日一人で煮炊きをして生活をしているという方も多数おられると思います。

 もし今後仕事がなくなり、息子も自立すれば、私は誰に束縛されることもなく好きなだけ自由に寝て、一人でごそごそ朝食。今後も今のようなブログを書き続ければ午前中はブログ書き。

 昼は外食か自炊か分かりませんが、その前後に買い物。といっても一人分の食材を購入ですから、その量は微々たるものになりそうです。

 先日は息子の外泊のことを忘れていて、鶏もも肉たっぷりのクリームシチューを作りましたが、半量で作ったのに食べ終えるのに3日かかりました。

 午後は家庭菜園やウォーキング。しかしウォーキングはともかく、家庭菜園は家族が減れば必要な野菜量も減るので、今の面積は必要ありません。必然的に縮小になりそうです。

 さらに午後少し昼寝をすれば早くも夕方。自分のための夕食作りになりますが、これまた息子がいなくなれば徐々に料理の量もおかずの量も減り、手抜き料理も増えそうです。寂しさを紛らすために居酒屋に行くなんて事も多くなりそうです。

 食事時にちょっとアルコールを飲んで、食後はテレビかインターネット?しかし、こうやって1日の流れを考えてみると、他人とのコミュニケーションがまったくありません。

 つまり一言も言葉を発することなく1日が終わる日がありそうだということです。しかしこれこそ今問題になっている「認知症」を産み出すきっかけであるような気がします。

 何の刺激もなく、会話もない状態で同じような毎日が淡々と過ぎていく。その内何のために生活しているのか分からなくなり・・・・。と考えると、それだけで不安になります。

 今日は天候が悪いのでなおさらこんな事を考えてしまうのかなと思いますが、今まさにそういった事態に直面している方も多いのだろうなと想像しています。

 そうならないために地域とのコミュニケーションが大事だということを考えていますが、最近、折角こういったネット環境があるのだから、それを通して何らかのコミュニケーションを取る方法がないかと真面目に考えています。

 つまり日本全国を対象にして、一人暮らしシニアが互いにいつでも話が出来るような環境作りです。現在の70代以降の方より60代以降の方の方が明らかにコンピューターやスマホの扱いに慣れていると思われますので、こういった繋がりが出来るのではないかと考えているのですが、では具体的にどうすればいいのかというところで思考がとまっています。
  
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