老人が増えたから社会保障は負担増?

社会保障の改定案が出ました(2014.6.19)

 おはようございます。成田のラウンジからです。昨日は成田の東武ホテルに宿泊。お金はかかりますが、自宅を早朝5時半に出発するより体力的にかなり楽です。

 ホテルには航空会社のクルーが多数宿泊していました。空港に近いという条件が大きいのだと思います。一方宿泊客は日本人4割ぐらい、アジア系5割ぐらい、欧米系1割ぐらいでしょうか。

 相変わらず中国系と思われる方達の大声での会話や、チェックアウトでの列の割り込みが目立ち、ホテルの従業員さんもかなり気を使っているようでした。

 今はチャイナエアラインのラウンジで朝日新聞の朝刊を読みながらこれを書いているのですが、第一面に医療、介護についての2025年問題の記事が出ていて、これを読むと楽しい旅行気分が萎えます。

 今から11年後ですから、私は生きていれば72歳。健康寿命の限界になっているわけで、当然介護の事を考慮せざるを得ません。

 新聞の内容を詳しく読んでいないので内容の詳細は不明ですが、負担が増える割には、実際の保障面が削られると言うことだけは想像が付きます。

 具体的には年金の年収が280万以上あるとか、預貯金が1000万以上あると何らかの負担増になると言うことのようですが、年金はともかく、預貯金が1000万以上ある人はかなりいるのではないかと思えます。

 また今後の方針として、老人が増えるのにベッド数が足りないので、病院での治療ではなく、家庭での治療に移行するみたいなことも書かれていましたが、今でも一人で生活している老人が増えているのに、なんだか矛盾しているなとは感じました。

 逆に言うとそれだけ国の方はせっぱ詰まっているのかなという気もします。

 しかしこういった雰囲気が徐々に強まってくると、「どうせ国は何もしてくれないんだ、もういいや」と、生きることに投げやりになる老人が増えそうな気がします。

 さてどうするか?金と健康面の両方を各自が責任を持って考えないといけない時代になったという事だと思いますが、大多数の人は、「今更そんなこと言われたってなあ」と悩むだけのような気もします。
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