地道な努力が実を結ぶ

2017.2.22

 昨年11月にリハビリ病院を退院してからも、入院中に教えてもらった腰痛体操やストレッチを毎日欠かさず続けています。すでに三か月間1日も休んでいません。

 やっていることは単純です。朝起きたら暖房をつけてベッドの上であおむけになって腰を持ち上げたり、足を立ててから横に曲げたり。

 図書館でストレッチの本も借りてきて調べてみると、まあいろいろなストレッチの方があるもんだと思いました。ただその種類があまりに多くあり過ぎて、結局病院で教えてもらった7〜8種類の単純なストレッチを続けています。

 病院のトレーナーの人に言わせると、こういったストレッチや筋トレの効果は、数か月単位で表れるという事ですので、私の体にも多少変化は生じているような気がします。

 ず〜っと続けてきてちょっと変わったかなと思ったのは

・ 朝起きるとストレッチをするという意識が当たり前になったこと。以前はよしやるぞと思わないとしなかったような気がします。それが朝起きてからの流れの中に自然に組み込まれています。

・ 曲がるべきところがより曲がるようになったこと。例えば体前屈。前にも書きましたが病気になる前は手の指が床に軽くつきました。

 しかし退院直後はベッド生活が長引いたせいか、いくら腰をめげても指の先端は床から15cmぐらいの高さで止まってしまいました。それが三か月かけて、最近ようやく指の先端が床に時々くっつく状態まで回復しました。

・ バランス練習で片足立ちの時間が伸びたこと。信じられないことに退院直後は片足で10秒も立っていられませんでした。すぐに体がぐらいついてしまうという事ですが、毎日しつこく立とう立とうと念じながら練習を続けて、今は30秒ぐらいなら普通に立てます。

 時には1分から1分半も立ち続けることもあり、ずいぶん状況は変わったなと思っています。

・ 血圧が安定。これは実は今でも本当に安定したのかと疑っていますが、ここのところ日々の血圧は上が100〜125ぐらい。下が60〜85ぐらいで収まっていますので、これまでの150/90というような数値から見ると信じられない思いです。

 もちろん降圧剤を服用していますから、その影響で下がっているという見方もできますが、食事に気を付け運動(ストレッチ)をして、睡眠時間を確保している成果だろうと良い方に解釈しています。

 というわけで、体の曲がり具合にしても、柔軟性にしても、更に血圧やバランスといった項目を見ると、全体として良い方向に改善していると思えます。

 こういった変化は日々の食生活や睡眠、ストレッチの成果かなと思っていますが、そう考えると、日々のわずかな努力が長い目で見ると大きな影響を及ぼすという事が実感できます。

 今私は自分の体調に絞って書いていますが、実は家計の問題も同じなんだろうなと思います。つまり日々の収入でわずかな額を大事にする一方で、わずかな額を節約する。(浪費しない)

 毎日100円の収入があったとして、一方で100円の支出を節約できれば、一か月で6000円の余裕資金が生まれます。年間なら7.2万。これを20年間続ければ144万。

 これを65歳以降の老後に消費する気になれば、75歳まで10年間毎月1万円ずつ余裕資金が生まれます。まあ世知辛い話だし、馬鹿馬鹿しいと思う人も多いかもしれませんが、こういったことが日々の生活の中で当たり前のように実行できれば、あとになってやっておいて良かったと思うはずです。

 ストレッチで毎日1mmずつ体が柔らかくなれば、30日で30mm、すなわち3cmよく曲がるようになります。実際自分でやってみて「確かに曲がるようになるな」と確信できましたので、それを家計にも応用できれば強いなと思います。


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