子どもの貧困率が過去最悪に

原油価格上昇と子どもの貧困率(2014.7.17)

 ガソリン価格が高騰中で、日ごろ非常勤講師の週3日の通勤に車を使っているので、ガソリンの残量が気になっています。我が家のこのあたりの現在の価格は、現金で161円。カード等では163円とか164円になっているようです。

 現金払いとカード払いの料金にはっきり差がつき始めたのはここ数ヶ月のことで、やはり原油高騰の影響で、ガソリン販売店の営業も、ギリギリの状態でがんばっているんだろうなと想像しています。(カード決済は入金が遅れるので、事業者がとしてはすぐに現金が欲しいのではと想像しています)

 というわけでなるべく燃費をよくするような走りを意識しています。基本的には急加速急ブレーキを避け、なるべく信号の少ないルートを選択。エアコンはなるべく我慢。

 同じようなことを考えているドライバーも多いのか、このところ近所を走っていると低速、安全走行をしている車も増えたように思います。しかしこれはもしかすると、この地域に少子高齢化の波が押し寄せてきて、昼間運転しているドライバーの大多数が高齢者であるという実態を反映しているのかもしれません。

 実際、「この運転は明らかにおかしいぞ」と思われるような運転を見かけることも多いです。ガソリン価格とは関係ありませんが、高齢化に伴って地方ではこういったヨロヨロした運転者が増えるのかなと想像しています。

 というわけで車に関しては、自分で出来ることはいろいろ試みていますが、これだけ原油価格が上昇してしまうと、物価への影響も避けられないなと思えます。もう少しして、消費増税の記憶が薄れた頃を見計らって、諸物価がじわじわ上昇するのではないかと思っています。

 一方今年の梅雨は、雨が降るときはやたら降雨量が多く、降らないときはからからの日照りが多かったためか、家庭菜園の作物の出来もいまいちです。

 専業農家の方がハウス等で作っている作物にはあまり影響はないような気もしますが、いわゆる路地ものは、今後これまた価格が上昇しそうだなと、自分の家庭菜園の出来を見て予想しています。

 こんな調子で、春の消費増税、その後のガソリン価格上昇、天候不順による作物価格の上昇、原油価格上昇による諸物価の値上がり、さらに消費増税10%導入となると、低所得の家庭への打撃はますます大きくなり、軽減税率適用ぐらいでは追いつかないような気もします。

 数日前の新聞には、「子どもの貧困 過去最悪」なんていう見出しが出ていて、調査年月日が2012年ですからやむをえないかなとも思われますが、低所得の影響が子どもにはっきり影響しているという実態が明らかになりました。

 私の仕事は教員でしたが、修学旅行や遠足等の積立金が払えず、一緒に行けない(表向きの理由は体調が悪い)と言い出した生徒がいたことを思い出しました。

 みんなが楽しそうに班分けをしているとき、そこに加われない悔しさは想像を絶します。(このときは幸いにも親戚からの援助があったようです)

 解決方法はなかなか難しいと思いますが、正規雇用を増やす、というのが一つの方策だろうなとは思っています。しかし現実はどうも逆行しているような気がしてしょうがないです。


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