国会周辺の様子を見に行きたいです

安全保障関連法案、委員会で強行採決(2015.7.15)

 今日は遂に安全保障関連法案が衆議院の特別委員会で強行採決され、いささかがっかりして、猛暑の中、もう今日のブログの更新はやめようかと思っていました。

 しかし夕方から急に風が吹き始め、少し気温も低下。遠くの方に積乱雲も見えていましたので、もしかしたら関東地方のどこかで雨が降ったのかなと想像していますが、少し元気が出てきたので夕食後パソコンに向かっています。

 それにしても、予定されたことととはいえ、委員会会場の様子を見ていると実に情けないというか悲しいというか複雑です。

 結局自民党政権は、国民の多くが説明が足りないと思っていても、野党が反対しても、アメリカで安倍さんが勝手に約束してきたことを実現するために、日程上の都合で審議を終了したということになりそうです。

 すでに夕方のニュースでは、アメリカは歓迎するような声明を発表していますが、これで法案が最終的に決まってしまえば、アメリカにとって極東方面の軍事負担が減ると予想できるわけで、歓迎しないわけがありません。

 今日の答弁では安倍首相自身が、国民の充分な理解が得られていないことを認識していると発言しましたが、そのことと委員会採決は別物だという考えのようです。

 つまり国民が理解しようがしまいが、自分が思ったことを、自公政権の人数が多いうちにやってしまおうという意思の表れかなんと思います。日頃「国民の安全ために」と口にしますが、その言葉は単なる飾りだったということが良く分かる今日1日だと思います。

 ただし私自身も、今回の流れを見ながら、借金だらけの少子高齢化社会の日本が今後どういった道を進めばよいかということを考えるきっかけにはなったなと思います。

 ただ現状は私が考えている方向ではなく、さらに借金を積み重ねて軍備を増やし、場合によっては武力衝突が起こり、一方で国家財政維持のために社会保障費を減額し、税金を上げ、高齢者には辛く、若者には場合によっては義務的な徴兵制という流れがでてくるような社会になるのではと危惧します。

 もちろん日本の防衛のためにはやむを得ないと考える人もいると思いますが、第三者的な立場ではなく、自分が防衛の最前線に立つ可能性ということも考慮しないといけないと思っています。

 さてどうなるか?今後は衆院本会議、参議院と審議が継続するわけですが、私も少し国会周辺の様子を見に行きたくなってきました。


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