先ずはウォーキングから始まりました

老後は健康維持がもっとも大切だと思っています(2013.12.14)

 前にも書きましたが、定年後にお気楽生活を送るための最も重要な条件は、自分自身の健康維持だと思っています。ではどうやったら健康を維持できるのか?

 何もしなければ加齢の勢いはどんどん加速度的に体を浸食し、徐々に活動範囲が狭くなり、好きな旅行にも行けなくなるなあという不安もあります。

 こんなとき若い頃体を鍛えた方なら、すぐにでもあれをした方が良い、これをした方が良いと、いろいろな方法を思いつけるのだと思いますが、3歳の頃から喘息で悩まされ、小学校、中学校の体育は、激しい運動のほとんどを見学。

 高校ぐらいからようやく喘息が治まり(代わりにアトピー症状に悩まされていましたが)、ほんの少しだけ卓球等で遊ぶようになりましたが、基本的に運動系は今でも苦手。

 小中学校では、プールは呼吸器(喘息)に良くないと当時言われ、泳ぎはまったく教えられることもなく育ち、新婚旅行で初めてハワイに行き、恐る恐る水に浮くという感触を確かめたという情けない経験もあります。

 一方30代以降仕事の責任は徐々に増し、ストレスがたまるようになりました。その結果アトピーが悪化。さらに運動不足で体重が増加し血圧が上昇。職場の定期検診で、血液検査の項目にバツ印が激増なんてこともあり、さすがに「こりゃいかん」と思いましたが、解消する手だてが思いつかない。

 結局食事の内容や量に気をつけ、休日はドライブをしてストレス発散。場合によっては釣り道具を車に積んで、海岸を歩き回るなんてことをやって、どうにかこうにか50代にこぎ着けました。

 ところが50代半ばで妻に思ってもみない病気が発症。この時の体験が早期退職の引き金になったわけですが、その際悪夢で早朝目が醒めたときなど(4時頃です)、よく近所の河川敷を歩いたりしていました。

 結局様々な努力の甲斐無く妻は他界しましたが、この頃歩き回った経験が、最近ようやく活きてきたようで、ウォーキングは面白いと思うようになりました。

 ちょっとでも走ると喘息症状が今でも出ますが、コンスタントに歩き続ける分には、呼吸器への負担はないようで、このところ自宅近くに自分で勝手にほぼ3.5kmぐらいのコースを設定し、そこをのんびり歩いたり、速めに歩いたり、時間を計ったり、歩数を測ったりしています。

 同じように歩いている人はかなり多くいます。大多数が私よりも上の年齢の方で、やはり皆さん健康維持を心がけているのかなと思われます。

 中には歩いている私の傍らを疾走していく70代と思えるような方もいて、きっと若いとき運動をやっていたんだろうなと思って見ています。

 というわけで、私の現在の健康維持の方法は、ウォーキング。そしてその延長線上に旅先での散策があります。しかし冬場は辛い。これに代わるものとして、現在室内でラジオ体操やスクワット等を少しやっていますが、これだけでは不充分だなと感じています。

 寒い冬場をどのように乗り越えるか?段々と切実な問題になりつつあるような気がします。若いときには気がつかなかった課題です。


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