将来の健康状態を予測するために

平均健康余命という指標があると便利かも(2015.11.17)

 2時半から生暖かい曇り空の元で1時間ちょっとウォーキングをしてきました。この時間帯に歩いている人は少ないようで、行きかう人もまばらです。

 かなり暖かくて、場合によっては半袖でもよいかなと思ったのですが、一応長袖に薄手の上着をひっかけて歩いてきましたが、10分も歩くと汗が出てきます。

 もう11月の半ばだと言うのに、妙に暑いな〜と感じます。昨晩は室内の温度も高く、一度片付けた夏用の寝具を再び引っ張り出して寝ていましたが、ちょうど良かったです。

 歩いていても、周囲の樹木には例年と違い、まだ葉っぱが多数の残っていて、ようやく紅葉ではなく黄葉が始まったかなと言う雰囲気です。

 一回りして、最後に家庭菜園によって、味噌汁用の大根葉と壬生菜を引き抜いて帰ってきました。ポケットに忍ばせておいた歩数計を見たら5800歩。目標は6000歩だったのですが、ちょっと足りなかったです。

 帰宅して玄関前のポストを見たら葉書が一枚。中身は喪中の挨拶。すでに数枚が来ています。最近はこういった葉書が来ると、つい年齢を見てしまい、自分の年齢との差をすばやく暗算し、「あと**年かあ」と考える機会が増えました。

 この時期は芸能関連でも急逝される方がいたりして、自分と同じぐらいの年齢だと、「自分もそういう年齢なんだよなあ」とつい考えてしまいます。もしかすると今日のどんよりした天気がちょっと気持ちを後ろ向きにさせているのかもしれません。

 現在日本人男性の平均寿命は80歳ですが、自立して生活出来る健康寿命は71歳ぐらいだと言われています。だから後9年ぐらいが元気に活動できる期間だとなるわけです。

 しかし平均寿命80歳の基準値は、今現在生まれたばかりの男の子の平均寿命であって、今現在の60代の私の平均寿命ではないです。

 この場合最近指標として使われるようになったのが平均余命です。これを見ると62歳の私だと、平均余命は22年となっています。つまり今現在62歳の人は、平均的に84歳ぐらいまで生きられる可能性があると言うことです。

 となると健康寿命を71歳と考えると、その後は平均寿命なら9年間、平均余命なら13年間、不自由な生活を強いられる可能性があるわけで、こうなると「こりゃダメだ」とついがっくりしていしまいます。

 しかしこの計算もまた実に不思議です。そもそも健康寿命を計算するためには、これまで生きてきた人のデータを統計処理して計算しているわけで、今現在生活している私の年代の人の健康状況をあらわしているわけではないような気もします。

 現在60代のシニアの健康寿命は過去に60代だった人の統計データを元に計算しているわけですから、もしかすると今のシニアの健康寿命はもっと伸びているのかもしれません。

 ただし過去のデータを元にして、それを現在のシニアの健康状況に合わせて換算しなおしたのが健康寿命なら、こういった私の考えは間違っていることになります。

 そういう意味では、もう一つ指標がほしいなと思います。それは平均寿命、平均余命、健康寿命に続いて、平均健康余命と呼べば良いかなと思っています。つまり今現在62歳の人の健康寿命は平均的に何歳になるのかということです。

 まあ数値をいくらいじっても、自分の健康状態が変化するわけではないし、数字が変化したとしても数年だとは思います。しかし年金不安を感じる今の社会では、将来のライフプランを考えるうえで重要な指標になるような気もします。


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