医療保険は必要です

老後の生活費は減少、しかし医療費が増加(2017.1.16)

 57歳になった年度に、体調不良で早期退職。その前年に妻を失っています。その後は息子と二人暮らし。当時中学生だった息子は今はもう大学生。月日の経つのは早いものです。

 早期退職をしてその後6年間は非常勤講師をやっていました。体調不良でフルタイムの仕事は出来ない。かといって何もしなければ精神衛生上よくないし、第一収入がなければすぐに家計が危機的な状況になると思っていました。

 結局6年間働いて、昨年3月、63歳で完璧リタイヤ。60歳からは一部の年金を受給できる最後の年代だったのが幸いしました。さらに完璧リタイヤを区切りにして、老齢年金を2年間繰り上げ受給することにしました。

 今は共済年金+老齢年金が基本収入。これにネットの副収入が月数万あります。すでに7年ほどやっていますが、その総収入は360万ぐらい。年間50万程度でしょうか。

 しかしこの額は年々下降しています。一時期は、これならネットの収入だけで月10万は行けるのではないかと思ったこともあるのですが、所詮素人が偶然儲けているようなもんだなと思っています。

 さてそんな収入ですが、この先の見通しはどうなのか。何回も書いているように、やがて息子は独立し別会計になるのかなと思っています。現状の家計簿から私の個人的な支出を算出すると、月8万ぐらいが生活費。つまり年間約100万。

 これに所得税、固定資産税、車の税金、保険料をプラスしていくと、年間35万円ぐらいが減る計算になります。一番高いの国民健康保険税、次が車検費用、そして固定資産税と続きます。

 要は年間140万円ぐらいが、生活していくのに最低必要なお金という事になりますが、昨年は春に鼠蹊部ヘルニア、夏にクモ膜下出血となり、これらの費用が50万ぐらい?

 数字が大きいのは、入院中差額ベッドで個室を希望したからであり、そうでなければ15万程度で済んだような気もします。その意味では差額ベッド代は高いという事になります。

 しかし生まれて初めての手術、入院生活でしたからやむを得なかったと思っています。その分手術後の治りも早かったのではという気もしています。

 だた、やはり医療保険に入っておいた方が良かったなと後悔しています。入らなかった理由は、61歳になると医療保険の額が急に跳ね上がり、年間7〜8万、場合によっては10万を超すと分かって、あえて数年様子を見ようと思ったわけです。

 しかし、これが間違いでした。ともあれ、入院したら1日3000〜5000円程度の補償金が出る最低限の医療保険には入っていた方が良さそうです。

 私の場合は入院してしまいましたので、この先新たに保険に入ろうとすると、3〜5年は健康的な生活をして、入院していないという実績を作らないといけないようです。

 というわけで、今後しばらくは無理をせずに体をいたわり、健康的な生活を目指さないといけないと思い、今現在入院中お世話になった病院で、ストレッチや筋トレをするようになりました。

 しかしこれも月1万円強お金が必要なので、これまで年間何回も楽しんでいた海外旅行を今後は減らして、なんとかそういった費用を捻出しないといけないなと思っています。

 というわけで老後の生活は思ったほどお金はかからないものの、予測外の病気になると、思っても見ない予想以上の出費を強いられることになるという事を昨年実感できました。 
 

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