余裕資金が1000万あればなんとか・・

将来起きるかもしれない突発的な事象に備えた資金計画(2015.1.8)

 月々の収支を把握し、現時点での資産総額が把握でき、将来における収入や支出の見通しがつけば、将来計画のシミュレーションは完成です。

 後は昨日書いたように、日々の収入や支出について新しい要素が加わったとき、その数値を適宜書き換えて、生活をそれにあわせて修正していけば、とりあえず家計の破綻は避けられると考えていますが、当然ながら予想していなかったイベントが生じる可能性もあります。

 つまり通常の生活では考えられないような支出が突然生じる場合ということです。それはいったいどんなことか?ただしそれがあらかじめ分かっていればシミュレーションに組み込むことが出来るわけです。

 分からないから突然の臨時支出となるわけで困るのですが、それでもあえてどんなことが起こりえるのか予測して、思いつくままに書いてみると

 日本国民または世界の中の一人として影響を受けるかもしれない事象

@ 激しいインフレ、予想外の物価高

A 領土問題による紛争、国自体の内紛

B 世界的な疫病の流行

C 地震、火山噴火、台風、異常気象による自然災害

D 異常気象や災害による食料不足

 個人レベルで起きるかもしれない事象
@ 自身や家族の病気による物理的、精神的、財政的負担

A 自然災害による自宅の倒壊や破壊

B 年金減額、受給繰り下げ

C 交通事故、犯罪に巻き込まれる

D 投資詐欺等にひっかかってしまう

 大まかに分けましたが、他にも派生的に様々な突発的事象は起きる可能性があります。ただし、世界的若しくは日本的レベルで万人が等しく受けるような被害の場合は、個人レベルで受ける被害より、精神的に楽なような気もします。

 つまり「この苦境をみんなで乗り切ろう」という感触でしょうか。

 しかし個人レベル特に大多数の高齢者が心配している健康面については予測しようにも、その選択肢が広すぎます。というわけで、私は医療に関しては、施設に入所する費用や高額療養費(月5〜10万)については考慮しないといけないなと思っています。

 ただし高額療養費を10万も払うような事態は長期入院だと想定されるので、その場合10万は年金から充当すればいいのであって、生活費が圧迫されるということはないと判断しています。

 その他細かいことを言えば、家のリフォーム代や車の買い替え代、息子への資金援助、墓の維持費(建立済み)、葬儀費用等が考えられるかなと思います。

 以上を総合すると、常に余裕資金が500〜1000万程度あると、精神的に楽ではないかと思っています。というわけで1000万を割り込まないように考えながら旅行に出かけています。

 なお早期退職当初はそれでも家計の破綻の予測はありましたので、その場合は自宅を売却してしのぐ、ということも考慮していました。これは今も基本的に変わっていません。


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