生きていくための悩み

庶民の悩みとお金持ちの悩みの価値(2015.6.1)

 毎日のように様々な製品の値上げのニュースが流れています。昨日は雨が少ないという天候不順で野菜の値段が上昇しているというニュースが流れていました。

 キューリだけはハウス栽培が多いので、それほど値上げはされていないようだというのコメントもありましたが、先ほど実家に行って、家庭菜園で作ったアスパラ、キューリ、新タマネギ、新じゃがを渡し、ついでに今日の夕飯のおかずをスーパーで購入。

 そのときチラッと野菜コーナーを眺めてきましたが、安いはずのキューリが1本50円、キャベツにいたっては葉っぱをむしりとって、惣菜用にしてビニール袋に少量つめられたものが70円。信じられません。

 今は新タマネギも新じゃがも豊富に出回る季節で、値段はどんどん安くなるはずなのに1個50円というように表示されていると、思わず「何だこれは!」と内心で叫んでしまいます。

 それでもとりあえず陳列棚に食材は揃っていますから、インドの50℃とかネパールの地震といった異常気象や災害が起きていないだけ恵まれているとは言えそうです。

 しかしやはり家計費の増加は痛い。私の場合は、家計費が増加すると旅行費用が圧迫されるのが困るなとちょっと違った観点から考えてしまいます。

 年収が1億とかある人は、こういった悩みからは無縁なんだろうなと思って、ではいったい資産や年収がいくらぐらいあったら、世間からお金持ちと見られるのか、ということが気になってちょっと調べてみました。

 すると当たり前ですがお金持ちの定義にもいろいろあります。一般的にはお金を持っている人がお金持ちですから、

・ 年収が多い(数千万以上?)
・ 資産が多い(数億円以上?)
・ 地位が高い
・ 社会的な信頼度やステータスがある

というようなことになるのかなと思いますが、もしこの四つの条件すべてをクリアさせようとすると、仕事の無い人はいくらお金があっても、お金持ちとは呼ばれないことになりそう。

 次にではこういう人たちの普段の生活はどうなっているのか?ちょこっと仕事をして、後は優雅にリゾートライフで過ごすことが出来る人はどのくらいいるのか?

 まったく別世界の話なのでよく分かりませんが、例えば資産が1億ある人は、やはり2億欲しいのではと思え、5億ある人は10億欲しいと考えるのではと想像しています。

 要するに際限がないわけで、確かに資産の増加と共に、移動はハイヤーやタクシーとなり、食事は一流レストラン、また資産を生かして不動産投資をしたり、レストラン経営をしたり、資産運用のために銀行や証券会社と密な連絡を取る必要があるかもしれません。
した。

 そう考えると資産だけをもって引退した人に較べると、今現在働いている人は、お金はたまるけど、それを使って自分の楽しみのために消費するという時間は意外に少ないのかなと思います。

 もしこういった想像があたらずとも遠からずなら、私はちょっと負担だなと感じるような気もします。タマネギ1個が40円か50円かを心配する生活と、不動産投資で4億円と5億円どちらの物件にするか悩むのとどちらが良いのか?

 個人的には前者は生きていくための悩みであり、後者は儲ける為の悩みですから、悩む価値としては前者の方が大きいように感じます。(若干妬みが入っているかもしれませんが。笑)


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