カタログ代、宣伝費、人件費

車は変えずにタイヤ交換で対応することにしました(2015.9.6)

 車のディーラーさんへ行き、車を降りると女性店員さんが最敬礼で出迎えてくれたので、「カローラフィルダーのカタログが欲しいんだけど」と伝えると、「それではこちらへ」とショールーム内に案内。

 4人がけのテーブル席に案内され、「飲み物は?」と聞いてきます。こちらは「カタログがもらえれば良いだけなので」と伝えると、「すぐに用意します」とのこと。

 数分待って、手渡されたのが分厚いカタログとアンケート用紙。「まだ購入まで考えていません」と言いながら、一応住所等を記入。

 それにしてもこういったカタログの制作費や、宣伝費用、販売店での人件費等が新車の利益に入っていると考えると、やはり車は中古車で充分だという気になります。

 カタログを見て、どのグレードが売れ筋でというような説明は受けましたが、やはり実物を見たほうが早いと思ったので、「実物はありますか?」と聞くと「残念ながら今はない」とのことので、一辺に興ざめ。

 ものすごい仰々しい応対の割りに、肝心の車がないのでは実感がわきません。ただ似たような車があると言って紹介してくれたのが「アリオン」。このアリオンの車体の後部の荷物置き場をくっつけたものがフィルダーだということで、これは展示車があったので実際に乗車。

 乗ってすぐわかったのは、今乗っているカローラルミオンに比べて車高が低いため、頭の上が狭いということ。また運転ポジションが足を投げ出すような姿勢になり、視界等の雰囲気は悪くなかったものの、これならあえて車を買い替えるまでも無いなという印象でした。

 というわけで、カタログをもらって、そのまま次のディーラーへ。次はプレミオの販売店です。

 先ほどのディーランさん同様、車を駐車場に入れようとしたところで販売員さんが飛び出してきて誘導してくれます。このあたりパターンはすべて同じですね。

 「カタログが欲しいだけです」と言っても、すぐには渡されず、必ず店内へということになります。応対してくれたのは30代の男性ですが、4人がけのテーブル席に案内されて「すぐに取ってきます」と言ったまま、ここではしばらく待たされました。

 カタログを持ってくるだけなのに、いったい何をしているんだと思って待っていましたが、この間にもしかしたら乗ってきた車のナンバー等を記録していたのかも知れないなと気が付きました。

 しかしなかなか来ないので、手持ち無沙汰になり周辺に展示してある車を見ていたところようやく登場。面倒になって、「実物はありますか」と聞くと、「ない」と言います。

 散々待ってこれじゃあなと思い、「じゃあ帰ってカタログを見て少し検討します」と伝えて、あっさりと店を出ました。言葉遣いや応対は悪くないのですが、現物がないのでは話になりません。

 続いて今度は日産の「シルフィー」販売店へ。またしても1kmほど走って同じことの繰り返し。しかしここは現物がありました。乗ってみると、確かに若干広い。

 しかしやはりセダンですから、ルミオンに比べると頭の上の余裕が少なく、慣れていないせいか圧迫感があります。結局3店回って分かったことは、セダンタイプの車は、今の車に比べると頭の上に空間が少ないので、慣れるまで時間がかかりそうということ。

 その意味では空間的なゆとりは今の車で充分ですから乗り心地さえ改善できれば良いという結論になり、だったらやはりタイヤ交換だろうと、最初に考えていたところに戻ってきました。

 というわけで、後日、今度はいつも車検をお願いしている整備工場でタイヤの相談。「ブリジストンのエコピアEX20への交換を考えているんだけど、それよりも乗り心地の良いタイヤはありますか」と聞いてみると、「ある」という返事。

 「それは何?」と聞き返すと、車ファンなら皆さん御存知、ブリジストンのレグノだそうです。タイヤのカタログまで持ってきて説明してくれましたが、確かにそこに書かれている表示を見ると、レグノは良さそう。

 ただし値段もそれなりで、4本交換で税込み7万ぐらいという話でした。「ネットで買って持ち込みは出来ますか?」と聞いてみると、出来るという話でしたが、いつもお世話になっているだけに、なんか逆に申し訳ない気もしました。

 ちなみにネットでの値段は、安いもので1本が1.2万前後ではないかと思われます。これに税金や送料が加わり、さらに整備工場での交換代を考えると、6.5万ぐらいになりそう。だったら最初からすべて整備工場にお願いしてもいいかな、という気になっています。

 後は交換時期とお金の工面の問題ですが、これが一番大きい問題です。


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