資産を減らさない工夫をしないと

シニアの悩みは健康、生きがい、家計(2015.11.22)

 シニアが気にしていることは、どんなアンケートを行なっても、およそ三つのことに集約されるそうです。第一が自身の健康。私もそう思ってウォーキングに励んでいます。今日も3時前後に6200歩ほど歩いてきました。

 そして生きがい。何を目標にして生きていくのかと言うことですね。大体生物と言うのは、基本的に子孫を残し、さらにその子育てが終われば親の世代は用無しです。

 ところが人間の場合はそこからが長い。しかも考える力があるので、何かしないといけないとか、何かをしていないと間が持たないとか、何もしなければぼける等々、まあいろいろなプレッシャーもあり、ともかく生きる目標を見つけようと言うことになります。

 多くの場合はそれらは仕事を続けるとか、ボランティア活動をやるとか、趣味を充実させる、人とのコミュニケーションを増やす、と言うようなことになり、それらを総称して「生きがい」と呼ぶようになっています。

 しかし、体が健康で、やりたいことがあっても出来ない場合もあります。それが三つ目の要素である経済環境です。やりたいことが一杯あるのに金が無いという状態は悲惨です。

 浪費生活を推奨しているわけではなく、食べて行くのに精一杯という経済環境に陥ってしまうと、それが元で健康状態が悪化する可能性もあり、生きる目的を失い、精神的に落ち込む可能性があるということです。

 というわけで、この三つの要素がバランスよく満たされないといけないと私は考えています。何億と言う資産があっても、健康状態が悪化すれば、手厚い医療を受けることが出来るかもしれませんが、生きて行くのは辛い気がします。

 さて、そんなことを考えているのは、先日書いたように私自身が来年4月から本格的に年金生活に入るだろうということが見えてきたからです。先日すでに渡されていた人事異動の希望調査に、来年度は登録しないと記入して提出しました。

 で提出後に改めて、海外旅行好きな私の今のお気楽な生活を続けて資産が持ちこたえるのかと言うことが気になり、以前書いたようにあらゆる手段を駆使して少しでも資産を減らさない工夫が必要だろうなと思うようになりつつあります。

 ではどうやったら資産を減らさずにすむかといえば、これは収入を増やすか、支出を減らすしかありません。これまたどちらかだけに力を入れてもしょうがないと私は思っています。

 つまり少しでも収入を増やす算段を考えつつ、同時に支出を減らさないといけないと言うことです。とは言うものの、それが簡単にできれば誰も苦労しません。

 それでもこれをやらない限り、資産は今後さらにじわじわ減少し、幸か不幸か80歳まで寿命があり、その時に貯金がゼロなんてことになりかねません。さてどうするか?そんなわけで今後少しずつやれることを調べていこうと思います。

  
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