結局貯金が堅実?

ボーナスの使い道(2016.12.9)

 世間ではボーナス支給日が近づいてきたようで、そういった話題がネット上に増えています。では実際にもらったとしてどんなことに利用されているのか。

 今年の夏のボーナスの金額や使い道に関する記事がありました。AllAboutというサイトです。先ず金額についてみてみると、これはkakaku.comというサイトのデータですが、最も多いのがなんと支給されないというもので4割をしめています。

 もしかすると派遣といった職種も含まれているのかなと思えますが、働いている人の半数近い人にボーナスがないというのも異常だなと感じます。

 次に金額ですが30〜50万円という人が最も多くて全体の12.5%だそうです。全体の平均は60.9万円。ちなみにこの値は2015年度より減っています。安倍総理は給料が上がったと盛んに宣伝していますが、ボーナスの実態はそうでもなさそうです。

 次にもらったボーナスの中で自由に使える金額はどのくらいかというアンケート調査もあって、1位は5〜18万円で全体の18%だそうです。

 実際の使い道で多いのは75.5%の人が貯金と答え、その額が20万円ぐらい。次がローンの返済。36%ぐらいの人が17万程度返済しています。さらに子供の教育費13万。旅行等の費用12万。投資信託等の購入20万。

 なんか皆さんかなり堅実な使途だなと感じます。それだけ将来の世知辛い状況が見えているということだと思います。逆に言えば安倍総理がもっとお金を使いましょうと宣伝してもなかなか消費は上向かないということだと思います。

 ちなみに私だったら投資信託の購入費用が20万あったら、これを3万×6回分と考えて、投資信託の積み立てをすると思います。理由は明白。

 ボーナス時期は誰もが余裕があり、みんなが買うので株価や基準価額は上がっていることが多いです。そんな時1回でドカンと買うと、その後の下げで「わ〜失敗した」ということになります。

 ボーナス後から徐々に買い増して次のボーナスに向かうまで積み立てを継続すれば、基準価額は再び上昇して、ちょうど次のボーナス時期に実り多い収穫を迎えるという可能性が高いです。

 また旅行等の費用ですが、行くことが決まっているなら旅行積立等の資金にするとよい気がします。これだと通常の貯金より額面上の価値が数%高くなりますから、お金を効率的に活用できます。

 さて私ですが、もちろん年金生活ですからボーナスはありません。しかし何回か書いていますが小銭貯金をしています。これは財布の中にたまった100円玉や500円玉を適当な貯金箱に入れているものです。

 普段はほとんどをクレジットカードで決済しているためになかなかたまらないのですが、このほどちょうど今の時期に両方の貯金箱がほぼ満杯になったので、これが私のボーナスです。

 金額は両者で10万ぐらい。使い道はまだ決まっていませんが、伊豆あたりに行って絶景温泉に入りたいなと思っています。余ったら(余ると思いますが)堅実に貯金です。


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