60歳を過ぎたら
仕事はしないつもりでしたが

来年4月以降の仕事について(2013.11.27)

 来年度の仕事について、現在勤めている学校の管理職(校長)と話をしてきました。出来れば今年から仕事は一切せず、ネットの副収入と共済年金で生活できればいいなと思っていたのですが、実際にいろいろろシミュレーションをしてみると、私の旅行好きもあって、やはり生活費(旅費)が足りない。

 退職金等の資産は、先日も書いたように、息子の学費、車の買い換え、家のリフォーム等、大きな金額になる使途があり、すでに今年はそう言った費用で350〜400万の臨時出費がありました。

 来年以降も息子の学費で3年分、1年150万として450万。さらに息子が希望していた一ヶ月の短期留学がどうやら本決まりになりそうで、この費用が50万。すなわち今後3年間で、生活費以外に500万程度の出費が予想されます。

 この学費の負担が終わって、息子が無事就職できた1年後、私は老齢年金をもらえる年になりますので、見通しとしては、共済年金+老齢年金+ネットの副収入(続けられればですが)によって、見かけ上は収支が黒字になると予想しています。

 ただし、例えば息子が就職できればとか、物価が急激に上がらなければとか、私の体調が現状を維持できれば、といったようなたくさんの仮定をすべて乗り越えた段階で状況が好転するという予想ですから、小心者で物事を悪い方向に考えがちな私には、ここ数年間はちょっと辛い時期です。

 しかし早期退職時にシミュレーションをしたとき、数字の上では、すでにこういった計算になるだろうなという予測はしていて(3〜4年前です)、現状はほぼその通りに動いているので、まあ最後、赤字が続きにっちもさっちもいかなくなったら、当初の計画通り、自宅売却で凌ぐという背水の陣を考えています。

 ただ早期退職直後の予定では、60歳以降は働くつもりはありませんでした。それは早期退職時の自分自身の体調にまったく自信が持てなかったからですが、早期退職年度の4月になったとき、ストレスが両肩からす〜っと抜けるような劇的な変化を味わい、以後年間に風邪をひく回数も減り、明らかに免疫系は強化されたというように感じています。

 つまりある程度は働ける体力がありそうだという感触ですが、同時に働かずに家でパソコンばかりやっていたら、人とのコミュニケーションが失われ、精神的にも良くないだろうと思えたため、もちろん家計応援の意味もありますが、非常勤講師の仕事を行ってきました。

 というわけで、冒頭の管理職との話に戻るわけですが、現状の体力は非常勤講師ぐらいなら耐えられると判断していますので、来年も続けてみたいということを伝えました。

 ただし非常勤講師の場合は、希望しても職があるとは限りませんので、実際には3月ぐらいまで来年の予定は決まりません。身分的にはひじょうに不安定な職種です。

 しかし逆にいうと、どうしても仕事に支障が出れば気楽に辞めるということも出来ます。ある意味60歳を過ぎてフリーターになったようなもんだなと思っています。

 また得られる収入は、現役時代に較べるとかなり小額ですが、現状の生活費を考えると、その貢献度は大きいなと思っています。


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