フリーになったときの生き方

第五の選択肢は年金繰上げ受給(2014.9.9)

 テニスの錦織選手、ストレート負けということで残念でした。ここ数日突然誰もが注目するようになり、昨日の夕方あたりからは、テレビもテニス一色。

 さらに経済効果が何億円とか、まあ事実も含まれているのだと思いますが、「そりゃ少し騒ぎすぎだろう」と感じていました。

 熱しやすく覚めやすいのも日本人の特徴の一つだと思うので、1週間もすればマスコミは見向きもしなくなるのかなと思いますが、ご本人は負けてかなり辛い思いもしているはずで、その経験をバネに、次回またがんばってもらいたいと思います。

 さて、昨日の記事で、もう一つ選択肢があったことを忘れていました。それは老齢年金の繰上げ受給です。政権側は繰り下げ受給制度を拡充して、年金資金の目減りを少しでも防ごうとしているように感じられます。
 
 つまりそれだけ年金原資の目減りが激しくなっている証拠のように思えるので、それだったら減額される前に早めに貰ってしまおう、と考えても良いように思います。
 
 もちろんペナルティとして、受給額が減ってしまうということがありますが、長生きすることによって受給総額が逆転するのは3年繰上げで76または77歳ぐらいだと思っているので、それなら先に貰ってしまった方がいいような気もします。

 ましてや現状で80歳まで生きているかなあ、と考えると今自分の健康状態を見たり、実家の84歳になる母親の健康状態を見ていると、やっぱり活発に活動できる時期にお金が多くあった方がいいのではと思えてしまいます。

 さらにいえば、長生きしたとしても、必要になるお金は医療費以外増えるものはないような気がします。もちろん長期入院ということもありえますが、その場合は高額療養費制度があります。

 入院の場合、家では生活しませんから、当然家計費はほとんど必要ないわけで、年金受給額の範囲内で入院費用はまかなえるはずです。

 唯一落とし穴というか繰上げ受給で心配なのは施設への入所になるかどうかです。もしそのことが心配なら、なおさら現在持っている、貯金は減らせないなとも思えます。

 いろいろな考え方が錯綜してまとまりませんが、要はやはり自分が完全フリーになったときの生き方が具体的にどんなものになるかということが見えてこないと決断できない部分もあります。

 その意味では、来年いろいろな副収入の道を探りながら、好きな旅行にも出かけ、いくらぐらい年間で赤字になるかを求め、それによって年金の繰上げ受給をするかどうかを決めるという方法もあるなと思っています。


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