いつまで続ける?

来年も非常勤講師の仕事を継続(2015.2.14) 

 一昨日の朝、現在勤務している学校の管理職の先生から電話があり、「来年も非常勤講師をお願いしたい」と正式要請がありました。「それならば」ということで、話は受けたのですが、担当する時間数と科目を聞いてびっくり。

 通常、非常勤講師の場合は先生方が持っている時間数の残りの半端な時間を担当することが多いので、細切れの3〜8時間程度になることが多いです。ところが今回は3科目で10時間以上をお願いしたいということで、これには流石に参りました。

 60歳を越したらなかなか良い仕事は見つからないと言われている今の社会環境で、これだけの仕事が来るというのはありがたい話ですが、自分の体力や気力、仕事、家事以外にやりたい趣味(旅行やこういったブログ書き、楽器演奏等)を考えると、これはちょっと厳しい。

 しかも同一科目なら時間的な負担が増えるだけですが3科目となると、それぞれの科目に対する事前勉強時間も必要になり、自宅でブログを書いたり、家事を行ったりする時間がますます削られます。

 一方でそれだけの労働時間や科目数に見合う収入が得られるかと言うと、非常勤講師の場合は単純に時間数で収入が決まるので、科目数がふえれば増えるほど負担だけが増えるということになります。

 というわけで、できれば最大8時間以下で、下限は4時間以上にして欲しいと要望。一応その線で話がまとまり、後日調整と言うことになりました。(ちなみに非常勤講師の場合、勤務が変則で低収入である分、最初の話し合いで多少融通が聞くことが多いです)

 本来ならブログ書きや旅行に時間を割くより、少しでも確実な収入を得るために非常勤講師現の時数を最大限生かしたほうが良いようにも思えるのですが、ここのところ「やりたいことがいろいろある」という気持ちが高まっているので、わがままを言わせてもらいました。

 当然ながらその分収入は減るわけですが、もともと来年度は場合によっては完全フリーになるだろうと予測していましたので、わずかでも低収入の道が開けたということに関しては歓迎しています。

 早期退職以降や定年後も働きたい、もしくは働く必要がある、と思っている人は多いと思います。実際ちょっと前に書いたように年金減額という現実が迫っていますから、稼げるなら今の内に少しでもという気もするのですが、そうやって常に稼ぐことだけを考えていると、いつの間にか体力的に老後の楽しみを享受できない体になっている可能性もありそうです。

 どこまで稼いで、どこでやめるか。いくら稼いで、どこから赤字を覚悟して好きなことをやって暮らすか?今まさに私はその中間点にいるんだなと認識しています。


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