計画的に収入を増やす

消費増税対策(2012.8.14)
 

 昨日からの続きです。本業のみで収入を増やす方法は限られています。嫌な仕事を積極的に引き受けたり、より長時間働いたり、仕事量を増やすか、そう言ったことを通して今よりも出世するか、という選択肢ぐらいしかないと思います。

 しかし勤務時間中は現状ですでに目一杯という人もいると思われます。そうである場合は勤務時間外で何らかの収入を得る方法(副収入)を考えるべきなのかもしれません。

 ただそれは一朝一夕に出来ることではなく、流れをまとめると

@ 自分の現状把握と将来見通しを考える
A 現状から何が出来るかを考える
B 仕事の状態や現在の社会制度について関心を持つ
C 必要に応じて自治体からの助成制度を調べる
D 副収入等の情報をあつめる
E 自分自身のスキルを高める
F 何が出来るかを考える
G すぐに全力投球しないで試しにやってみる
H 見通しが付いたら本腰を入れる
I 本腰を入れても油断せず、常に将来計画を修正していく。

 まあこういった流れになるのかなと思いますが、決断の早い人でも数年かかるのではないでしょうか。

 オリンピックが終わり華々しい成果がいろいろ話題になっていますが、その影で予選落ちになって密かに泣いている選手も多いと思います。

 しかし引退する人を除いてこれらの方に共通するのは、終わった瞬間に次の試合に向けて準備が始まるわけです。

 これは卓球で成果を上げた方達のコメントにも書かれていましたが、徹底した敵チームの分析と、それに対応する力の育成を4年間行ってきたからだという言葉に、思わず「なるほどなあ」と頷いてしまいました。

 書いてみれば当たり前の事ですが実行するのは大変です。しかしこれを仕事や将来計画に置き換えて考えればいいのかなと思っています。

 つまり自分自身と社会制度や仕事の徹底した現状分析、将来見通しを考えた上で、これから何が出来るかと言うことを考え(候補を上げ)、自分にもっとも適合すると思われるものを絞り込んでいくという作業です。

 その結果今の仕事にもっと気合いを入れて頑張るという結論になるかもしれませんし、一転して転職しようという気になるかもしれません。

 将来のために技術を身につけようというきになるかもしれませんし、内職や副収入について考えていこうという結論になるかもしれませんし。

 いずれにしても、考え、模索し、自分から行動することが大事なんだろうなと思います。私の場合は50歳ぐらいからそう言ったことに徐々に関心を持ち、たまたま56歳時点で妻を失ったため57歳で早期退職に踏み切りましたが、早期に関心を持っていたことが早期退職を決断する上で大きな助けになりました。

 確かにそうかもしれないな、と思える方がいたら、先ず今日は大きな本屋さんに行って、生き方やビジネススキル、転職、副収入といった類の本がどの程度あるか是非見てみてください。驚くほどたくさんあります。 つまりそれだけ悩んでいる人が多いと言うことです。 
  
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