節電にも限界があります

消費増税と共に電気料金も5月から大幅アップ(2014.3.29)
 

 今日明日の土日は消費増税前の駆け込み需要で、各スーパーは年末商戦並みの混雑かなと予想しています。私はビールと焼酎ぐらいは31日の月曜に買っておこうかなと思っていますが、まあたいした節約にはなりません。

 今日の新聞には「電気・ガス 大幅値上げ」なんていう見出しが出ていて、こちらの方が深刻ではないかと思えます。

 記事に寄れば、標準的な家庭の電気料金は、5月から400円前後値上がりするようで、中でも最大なのが東京電力の430円。

 何でこんなに上がるのかと、値上げの内訳を見ると「原燃料費調整制度に基づく値上げ、消費税率引き上げ分、再生可能エネルギーの買取り制度に基づく上乗せ額だということです。

 表示されている東京電力の標準家庭の料金は8541円すから消費増税分3%に該当する金額は256円ぐらい。(概算です)ということは430ー256=174円が原燃料費調整制度や再生可能エネルギーに関係する分なのかなと思えます。

 消費税はすべてに課税されますのでしょうがないかなと思うところもありますが、この原燃料費調整制度というのはいったい何か。以前も調べたような気がしますが、もう忘れています。情けない。

 改めて調べてみると、原油、LNG、石炭といった輸入原料の価格変動に伴うもので、円安傾向にあるため、上がらざるを得ないということのようです。
 
 基本的には12月〜2月の燃料費が5月に反映されるようです。従ってここのところ為替は落ち着いているので、これ以上のこの分野に関する値上げはなさそうです。

 一方再生可能エネルギー買取制度については、資源エネルギー庁のページに解説が出ています。要するに再生可能エネルギー(太陽光や風力等)によって得られた電力を、電力会社が買い取るわけですが、その買取費用を利用者が負担するというものです。

 要するに電力会社が仲介して、再生可能エネルギーで発電された電力を一般の利用者が買っていると言う構造のようですが、だったら原発問題に関連しないその再生可能エネルギーを、発電業者から電力会社を仲介せずに直接買いたいなとも思えてしまいます。

 この辺りは実際どうなっているのかよく分からないので、このぐらいにとどめますが、それにしても400円前後の値上げは大きい。

 これを避けるためには節電するしかないのですが、どのくらい節電すればいいのか。東京電力の電力料金計算ページで我が家の実績に合わせて調べてみると、今より15kwhほど節電すると、値上げ分が相殺できそうです。

 ということは1日あたり0.5kwh。500wのものを1時間ということになり、夕方からの照明の点灯を1時間遅くするとか、パソコンの利用時間を1時間早く切り上げるとか、炊飯器の保温は使わないとかの工夫をすると良さそうです。

 本当は照明をLEDに変えると良いのではと思っているのですが、今度はLEDの購入費用が必要になり、その分家計費の消費額が増えてしまうので、ちょっと躊躇っています。
  
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