様々な表示方法が混在

消費増税前後の価格表示を比較(2014.4.16)
 

 消費増税が実施され、半月が過ぎました。この半月の家計簿というか、領収証を集計した表を見ているのですが、幸か不幸かこれまでとそれほど変化はありません。

 まあこれは当たり前です。我が家の消費支出は年間で150万ぐらいですから、3%上がったとすれば年間で45000円ぐらい。

 一ヶ月に直すと3750円。しかしこれは食費以外に、雑貨や外食代、交通費、衣料費等、すべてにかかっています。つまり一ヶ月の消費支出は12万と考えても、その中で日々目にする食材費は3分の1の4万前後ですから、その分の消費増税の影響は3750円の3分の1ぐらいです。

 つまり我が家の場合は、消費支出が一ヶ月12万で、増税分は3750円。しかし消費支出の中の毎日のように消費する食材費は全体の3分の1程度なので、食材関係のアップ分は1200〜1300円です。

 ということは4月の半分が過ぎた現在、消費増税前と後の食材費の変化を比較しようとしても、せいぜい600〜650円しか違わないと言うことで、それほど増税分は目立たないということになります。

 一方スーパーで毎日のように買い物をしていて、「ありゃりゃ?」と勘違いするような価格表示があることに最近気がつきました。

 今日も先ほど仕事の帰りにスーパーに寄ってきましたが、例えば以前198円だった品物が188円で売られていて、その横に月間セールとか、特売という文字が並んでいたりします。

 「おっ増税したのに安いじゃないか」と思わず手が出かけましたが、こういうときは理系の強み?でしょうか。「これはおかしい?この商品がこんなに安くなるはずがない」と警告ランプがともり、改めて値段表示を見ると「本体価格」となっています。

 増税前は、分かりやすいように税込み価格の表示となっていたスーパーです。つまりこの商品は、増税前は

198÷1.05=188.6円が本体価格で、これが税込み198円という価格で売られていたわけです。

 ところが増税後は本体価格表示で188円になっているわけで、消費税8%をプラスすると203円になります。つまり見かけ上は198円から188円に値段が下がったように見えますが、実際には本体価格は変わっておらず、実質的に増税分値上げになっていると言うことです。

 まあ細かいことですが、価格表示に税金を入れたり入れなかったりというのを増税前後で変更すると、特に増税前は税込み価格、増税後は本体価格で表示されている場合、一見値下がりしたように見えることがあると言うことです。

 今後はそういった値段のトリック?に引っかからないように買い物をしないといけないなと感じています。
  
表紙に戻る 消費税 4月の食費を圧縮