TOPIXだけが弱い相場、その理由は?

TOPIXと日経平均の下落幅が不自然(2013.6.7)
 
 日経平均が弱いなあと思っていたら、為替が突然2円も上昇。いったいどうしたことでしょう?実は今日の朝から新潟に遊び(釣りです)に来ていて、ニュース等をあまりよく見ていません。

 今はビジネスホテルに落ち着いて、ネットでニュースを見ているのですが、日経平均は何とか持ち直したもののTOPIXがひどいですね。

 TOPIXは14円ぐらい下がっているので、均等に下がれば日経平均は170円ぐらい下がっても良いように思います。にもかかわらず26円安というのは、何か意図的なものを感じます。

 今更公的資金がどうこう、という話はほとんど無いのだと信じたいのですが、なんか日経平均だけを何とか支えようとしているような雰囲気も感じます。

 満面の笑みだった阿部総理も、さすがに少しずつ顔に緊張が見られるようになりました。アフリカまで行って、支援を約束するのは良いことだと思いますが、そんな沢山のお金をどこから出すの?と気になります。

 ミャンマーについても、これまでの借金はチャラにして、新たにお金を出します、みたいなことを嬉しそうに言っていましたが、そのお金は「あんたのものではなく我々の税金ではないのか?」と言いたくなります。

 ともかく円安になればいいということでお金をどんどん市場に供給しているようですが、そのお金だって元は我々の税金です。

 株価が上がっていれば、まあ国際的な信用や今後の経済関係の構築のために多少の負担はやむを得ないのかなと言う気はしています。

 しかし、海外に無償援助をして、国の借金は増える一方、円安で物価は上昇、上がると思って喜んでいた株価は急落となっては、それでこれから庶民の暮らしはどうなるんだ?と言いたくなります。

 幸いにして私は少しばかりこの株高で良い目を見させてもらいましたが、今回の急落で深手を負った個人投資家や円安で打撃を受けている企業の方々からは恨みの声しか出てこないのではと思います。

 投資は波乗りと同じで、自分にとって乗りやすい波がいつ来るかと待ちかまえていて、来たと思ったら迷わず乗り、上手く乗れたら、波が消える前にうまく降りないといけないと言うことだと思っていますが、このタイミングが難しいです。

 同じような波がいつも来れば良いのですが、毎回周期も振幅も違っていますので、過去の波の図形もあまり参考にならないと思っています。

 さて来週の為替はどうなるのか?今日の円高が継続するようなら日経平均もさらに下がってしまいそうな気がします。一方でかねてから買いたかった銘柄が安くなってきたと感じて買いに向かう人も徐々に増えてくるはずです。

 綱引きでどちらの側に付く人が多いのか、それを予想できれば投資は楽だろうなあといつも思っています。


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