窮地を脱した銀行のうぬぼれ?

銀行の従業員さんの雰囲気(2014.4.14)

 昨日書いたように定期預金を解約しましたが、これは元々息子の学費として確保していたものです。本来はこれを一部解約して、必要な分だけ取り出し、残りはそのままということにしたいのですが、一部解約は出来ないと言います。

 つまり一括解約して、再び残金を定期に預け直さなくてはいけないということで、手続きが煩雑です。しかも有名な都市銀行の支店だからなのかもしれないのですが、どうも従業員さんの手際に暖かみを感じません。

 銀行なんてのは、もともと預けた金を高い利息で貸し出して、その差額で儲けを得る企業だと思っていますが、当然預けるお客さんも借りてくれるお客さんも大事なお客さんだと思えます。

 つまり1000円でも10000円でも、口座を作ってくれるだけでありがたい存在のはずで、別に私としても1000円ぐらいの口座で偉そうに講釈をたれる筋合いではないとは思いますが、なぜかいつ行っても手続きが慇懃無礼で事務的だなと感じる銀行です。

 一方、古くから地元にある銀行を、私はメインバンクにしていますが、ここの従業員さんは割と暖かみを感じます。どこが違うんだろう?と不思議に思うのですが、よく違いが分かりません。

 ただ前者の銀行は、たとえば私が住んでいる地域に多い高齢者がATMでモタモタしていても、積極的に手を差し伸べようという姿勢が見られません。冷静にその様子を見つめている冷たい印象です。

 先日の定期預金の解約ですが、最初に受け付けにいって、「解約をしたいんですが」と申し出ると、すぐに端末を操作して、「そこのソファーで順番を待っていてください」と言われただけです。

 何人待ちとか、ちょっと混んでるというような説明は一切ありません。結局15分ぐらい待ちました。受け付けてくれた若いお姉さんは「大変お待たせしました」とは言ってくれましたが、あまり親身になっている言葉には思えませんでした。マニュアル通りの言葉という感じです。

 というわけで、本当は解約後、残金を再び定期にしようかなと思っていたのですが、結局全額普通口座に移し、ここから少しずつ他の金融機関に小口で預け直そうと思っています。

 ちなみに、全国の主要銀行の定期預金の金利は0.025%という恐ろしく小さな数値です。これが郵貯銀行だと0.035%。ネット銀行になると0.1〜0.3%になり、単純計算で10倍ぐらいの開きがあります。

 だからネット銀行がよいとは断言できません。セキュリティ等不安な面もあるからです。

 それにしても、一時期多数の銀行の経営状態が怪しくなり、それを救うために公的資金が投入されたことがありましたが、あのころは銀行も顧客に対して本当に低姿勢だったと思います。

 しかし経営が安定したら、手のひらを返したように、「お金を預かってやっているんだ」という高飛車な態度が垣間見えるようになりました。

 貧乏人の被害妄想かもしれませんが、当時を知らない若い行員さんの態度に時々尊大なものを感じてしまうのですが、いかがでしょうか?


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