資産の譲渡

病院で検査、銀行で新規口座を開設(2016.12.5)

 今日は午前中からお昼過ぎまで大学病院でした。先日手術をした血管やその周辺にその後異常が起きていないかを調べるためのMRIの撮影です。

 予定時間の20分ほどまえに到着し受付。着替えるように言われ、病院着になりましたが、なった瞬間に重病の患者になったかのような重たい気持ちになりました。

 実際重病の患者だったわけですが、この病院着で病院内を歩くと、周囲で待っている患者さんの「あの人はどんな病気なんだろう?」と疑問に思っている視線を感じます。(単に自意識過剰かもしれませんが)

 MRIの機器がある前で待っていると、大きな音が中から聞こえてきます。強い磁場を発生させて画像を撮影しているはずですが、磁場と言えば静かな磁石や電磁石ぐらいしか思いつかないのでどうしてあんなでかい音がするのか不思議です。

 帰ったら測定機器期の構造や原理を調べてみようと思っていましたが、検査が終わったらすっかり忘れていました。

 前の人が終わり、ちょっと待っていると名前を呼ばれ室内へ。今日は造影剤の注射はありませんとのことで安心しました。

 ベッドに横になると頭が固定され、動かないようにと念を押されます。さらに体の周りや内部に金属製品がないかしつこいほど聞かれます。

 やがて準備が整い測定開始。測定時間は15分ぐらい。ただじっと待っていれば痛くもかゆくもない検査です。ただしうるさい。かなり大きな音がしますので、一応ヘッドホンを装着しています。しかしそれでもうるさい。

 それでも何とか無事終了。再び着替えて診察というか結果待ちです。結局1時間ぐらい待たされて、ようやく医師と話ができました。

 結論は今のところ全く問題ないというもので安心しました。ただしまだ安心できない部分があるらしく、来年2月に手術を伴う2泊3日の再検査が必要とのことでした。

 なんだかいくら検査をしても次から次へと疑いが生じキリがないなという印象を持ちましたが、これで最後だという医師の言葉を信じることにしました。ただ、高齢者が検査ばかりされて、その検査で疲れてしまい体力を消耗するという事がよく分かります。

 帰宅して、今度は息子の銀行口座作りです。実は息子にはすでにゆうちょ銀行の口座があるのですが、私自身の健康不安が出てきたので、新たに銀行口座を作り、そこに少しずつ私の資産を移そうと思っていました。

 いわゆる生前贈与ですが、年間110万円ぐらいは無税になるようです。なぜそんなことを考えているかと言えば、もし私に何らかのことがあれば、その時点で一定期間私の口座が凍結されてお金の出し入れができなくなるからです。

 そんな時病院の費用だの葬儀の代金が息子に請求されたらどうなるのかということです。これは私自身が学生の時に父親を失って面倒な思いをしたのでよく分かっています。

 というわけで、印鑑と運転免許証を息子に持たせて一緒に銀行へ。こんな時にも運転免許証があると便利ですね。手続きは息子にやらせました。

 入金額がゼロ円でも口座は開けるんですね。というわけで無事開設。帰宅後ネットバンキングで私の口座からほんの少し送金。このお金は、何かあった時まで基本的に手を付けないようにと息子には言ってあります。


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