資産の洗い出しと息子への贈与

万が一の場合の備え(2016.12.6)

 息子の銀行口座が出来たので、少しずつお金を移動しています。通常の出し入れやアルバイトの収入はこれまで通りゆうちょ銀行を使ってもらう事にして、万が一のための銀行口座という考え方です。

 また同時に現在の我が家の資産一覧表を作り、先日息子に渡しました。これは要するにどこの口座にいくらぐらいのお金があるかを一覧表にしたものです。

 これがないと、どの口座にいくらぐらいのお金が残っているのか分からなくなり、最近は出入りのない睡眠口座は政府に没収されるような法案も通ったようなので、なけなしの貯金を知らないうちにかすめ取られたんではたまらないなと思っています。

 というわけで、病気になって以来弱気になったわけではありませんが、将来のことを考える機会が増えました。一番心配なのは私に突然襲い掛かる病気ですが、今回のことで充分いつでもあり得るなと思うようになりました。

 それと同時に、そんなことが起きても生活に支障が出ないような準備をしないといけないなと思っています。具体的には
・ 息子の口座づくり
・ 資産一覧表の作成
・ 私に何かあった場合の医療関係の処置(無理な延命治療は行わない等)
・ 葬儀の方法(家族葬で十分、遺灰の一部はハワイへ等)
・ 墓の維持管理について
・ 実家の母親の介護
・ 今家にあって私が使ってるものの処分方法
・ ネット関連のブログやホームページの処理方法(まだ考えていません)

と、今考えただけでもこんなにあります。もちろんこれらを考えた後で、私があと20年30年生きる可能性もわずかながら残されているわけですが、こういったものがあれば安心して生活できます。

 一方家計ですが、早期退職直前から家計簿をつけ始め、銀行や企業ほどではないにせよ、年間の支出額はだいたい目安がついています。

 これまでにも何回か書いていますが、私が一人で生活するだけなら日常の食費は一か月3万ですみ日用雑貨や衣料品代は1万、交通費0.5万、光熱費1.5万、医療費0.3万、通信費1万ぐらいになることが分かっています。

 これらを合計すると7.3万という金額ですが12倍すると約90万です。これに私一人分の税金や保険35万を加えると、総額125万となります。

 という事は年金が11万あれば生活していけるという事になります。ただし今計算したのはゆとりはほとんどない状態ですから、旅行はもちろん、おちおち外食も出来ないという事です。

 ではいくらなら安心できるか。持ち家がある人なら、家計管理をしっかりすれば月15万の年金等の収入があれば、かなり落ち着いた生活になるのではと思えます。

 月13万しか年金が出ないなら、残りは我慢するか月2万ずつ貯金を減らすことを覚悟すればよいわけです。毎月2万ずつの赤字なら年間24万。

 それで20年間生活すれば480万の赤字です。500万の貯金があれば何とか持ちこたえると考えても良いのではと思います。

 とまあ私自身はこういった数字をあれこれつつきまわして、健康に問題がないならこの先資産は十分持ちこたえると判断し、少しずつ息子に移譲しようと考えているわけです。 


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