旅行はロールプレイイングゲーム

小さなチャレンジが人生にスパイスを与える(2016.8.5)

 タイ旅行の7日目で、今はパタヤからバンコクに戻るバスの中でこれを書いています。

 私の日本での日常生活は、朝6時前後に起きて1時間弱のウォーキング。朝食を食べ、食器を洗い、洗濯。一段落したところでブログの更新。

 昼も自炊で、昼食後に買い物。買い物ついでに本屋さんや図書館、その他所用を済ませ帰宅。帰ってきて夏場は昼寝。夕方4時前後からフルートの練習

 5時半から夕食準備。6時半からちょっとアルコールを飲んでから、食べ始め落ち着くのが8時ぐらい。その後もコンピューターに向かってホームページを作ったり、ネットの情報を検索したり。

 9時ごろに風呂に入って、その後は読書や録画した囲碁将棋番組を視聴。10時半ごろベッドへという、まあともかく毎日が判で押したような、ある意味悠々自適と言うのかもしれませんが、同じことの繰り返しです。

 そんな中、ここのところ三か月に一回程度海外に出かけているわけですが、これが決まりきった日常にスパイスを与えてくれているなと強く感じます。

 特にタイへの旅行は、やることなすことすべてが、日常生活とかけ離れていることが多いので、わずかですが冒険心をくすぐられます。ハワイ旅行も好きなのですが、ハワイの場合は「暮らすハワイを楽しむ」という言葉があるように、慣れてしまうとそれこそ日常生活の延長だなと感じることが多いです。

 つまりやっていることが日本とほとんど変わらない。違うのはきれいな青空や海、周りを歩いている人たち、右側通行の車といったことですが、要するにハワイの滞在に慣れてしまったため冒険の要素が減ったということだと思います。

 ところがバンコクの場合は、スワンナプーム空港に着いた瞬間から、予想もしないことや、自分で必死に考えて決断しなければならない小さな事件や出来事が次々と起きます。

 今回もイミグレの大混雑やスーツケースが30分経っても出てこないといったことから始まって、空港からタクシーを使いましたが、運転手さんがホテルの場所を知らない。

 チェックインしようとしたら、キングサイズではなくツインベッドを勧められる。(断りましたが)食事に出ると多数のレストランがひしめいているので、すべて自己責任で決める必要があります。

 メニューは英語なので写真を頼りに、「まあこんなもんだろう」と頼むしかない。時には注文を受けた人が、発音が悪いため間違えたものを持ってくることもあり、これもまた話の種にはなります。

 夜の遊びでは、相場はだいたい把握しているものの、今入店した店でいったいいくら消費するのか予想もつきません。というわけで、以前も書きましたが、毎日がロールプレイングゲームのように、新たな経験値を加えていくことになります。

 経験値が増えると、行動領域はさらに広がり、また新たな冒険(わずかなものですが)が始まるという繰り返し。決まりきった日常とは全く異なる体験があるわけで、これが実に面白いと感じます。

 そこへ夜の女の子とのちょっとした会話が含まれれば、まあ男と言う性格上、この冒険心はさらに燃え上がります。というわけで、今日もこの後バンコクに着いたら何が起きるか楽しみにしています。

 旅は決まりきった日常生活に、ちょっとしたスパイスを加えてくれ、経験値を増すことにより、より豊かな人間形成につながるなんて言うのはちょっと格好すぎるでしょうか?ただ少なくとも「どこかへ行きたい」という気持ちがある限り、認知症にはならないような気がします。


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