寺院への関心

2018.12.3

 バンコク5泊6日旅行の5日目の夕方6時です。明日が帰国日でホテルを朝7時ごろ出る必要があり、のんびり遊べるのは今日まで。このブログを書いたら最後の夕食に向かいます。

 今回の旅行はお寺巡りが主の旅行になりました。以前はバンコクに来ても、お寺にはさほど関心が向かず、もっぱら有名な観光地巡りを楽しんでいました。

 しかしバンコク旅行も5回を越えるころから主な観光地は行きつくしてしまい、マッサージもたまに受けるならともかく、買い物も元々それほど興味がないということになり、ちょっと旅行の目的を見失っていました。

 もちろんこの間夜はせっせせっせといわゆる歓楽街を彷徨い、アルコールとグルメ、そして夜の女性との会話を楽しむなんてことがバンコク行きの大きな目的になっていました。

 一方この10数年で、自分自身のプライベートな環境は大きく変化。最初はフルタイムで働いていましたが病気で妻を失うという思ってもみない事態に直面し、残された息子とともに父子家庭生活が始まりました。

 しかし妻の病気の長期入院への対応や当時中学生だった息子の世話に疲れてしまい早期退職。その頃からこのブログを書き始めたわけですが、ともかく収入が激減しましたから、節約生活を開始。

 そんな中、息子は何とか大学に進学。その学費は退職金を充てましたが、資産は大きく減少。一方、私は収入を補うために年金を繰り上げ需給

 まあ何とかこれで行けそうだと思った2年ちょっと前、なんと私自身がクモ膜下出血を発症して数か月入院。ただ処置が早かったのか、うまかったのか、ふらつきや若干のろれつの回りにくさはあるものの、通常の生活に復帰。

 病気の原因は不明ですが、まあそれ以後さらに食生活に気を付けるようになって、ほぼ40年近く飲み続けたアルコールを断酒。これによってバンコク旅行に来ても夜の楽しみが半減しました。

 そんな中、今年から息子がようやく就職。給料の中から若干の生活費を補填してくれることになり、家計収支は大きく改善。ようやく計画的な支出をすれば資産はそれほど減らないという状況になりました。

 しかしこの間加齢に伴って、自分の健康はもちろん、親戚にも不幸があったりして、否応なしに人生とは?寿命とは?生きていく意味は?なんてことが頭をよぎるようになり、これまであまり関心のなかったご先祖様のお墓詣りにもよく行くようになりました。

 さらにバンコクに来て、多数の普通の人が寺院で熱心に祈っている姿を見るようになり、全く関心がなかったお寺の存在にも意味を見出せるような気がしてきて、前回当たりの旅行から寺院巡りをするようになっています。

 人は何ゆえに宗教を求めるのか?お寺に来て何を祈るのか?仏像の存在とはいったいどういう意味か?いろいろな疑問が改めて湧いてきました。

 その意味で、今回の旅行は改めて宗教について考えるきっかけになっているような気がします。 



ANAビジネスクラスの旅が終了


趣味(バンコク旅行)


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