さらなる負担増が見えてきて、遂に早期退職を決断(2012.6.20)
7:3で早期退職をする方向に傾いていた私ですが、退職金の申込書と退職願を前に、本当にこれを書いていいのか、とやはり悩みました。
理屈の上では、家計的には破綻しない、精神的には楽になる、家事労働にも集中できる、ということが分かっていますが、働き続ければ貯蓄は3年間でかなり増え、老後の生活は明らかに楽になることも見えています。
ただしその後の3年間、現在の職場で、その時の上司と一緒に働いていても、仕事の量は一方的に増え続け、精神的にも毎日疲れるだろうなあ、というような状況がはっきりとみえていました。
結局経済的にはOKだけど、体力的精神的ににどうだろうか、という判断になるわけですが、この体力的というのは数字では表せないもので、自分自身の主観に頼るしかないというところが面倒です。
続けられるだろうか、いややっぱり精神的に辛くなって途中でまいってしまうんじゃないだろうか、と悩みました。
もちろん精神的に追いつめられて健康を害したなと判断したとき病休をとり、その後さりげなく退職するという方法もあります。
しかし病休をとるような状態まで追い込まれたら、その後退職したとしても日常の家事労働も負担になり、結果的に私一人ならともかく、息子の面倒をみる人間がいなくなる可能性があると思え、限界までがんばるということは選択肢に入れていませんでした。
(そこまで頑張って鬱状態になってしまう人も多いと聞いていました)
というわけで、11月下旬にあれこれ悩んでいたわけですが、締め切りが近くなって、結論を出すきっかけになったことが一つありました。
それはだいたい11月ぐらいから、翌年の3月に行われる高校入試の準備のための役割り分担や、4月以降に向けて校内体勢を作るための各種委員会の選挙が行われるのですが、こういった体制作りによってその後の仕事の負担が予想できます。
その中で、私は校内の選挙により、ある委員会の委員長に選ばれてしまいました。
多数の先生方から信頼されていたと言えば聞こえがよいですが、先々の仕事の負担が今後もこのような状態で一方的に自分の意志とは関係なく増え続けるんだろうなあと思えて、最終的にはこの委員会に選ばれたことが、早期退職を決断する最後のポイントになりました。
つまり続ければ続けるほど、その時の負担以上の仕事が増えることが見えてきた、ということです。そこまで負担を強いられて、最後に健康を害して退職するのでは、私自身も息子に対してもいいことは一つもないなと思えました。
そしてついに退職願を提出。ただ提出するとき、退職理由をどうするか悩みました。これまでの経過をきちんとした書式にして書くのか、それとも「一身上の都合」として提出するのか。
結局、「一身上の都合」という簡単な文面で提出しましたが、これはあとで違う文章にしてくれと校長から説明がありました。それはまた書きます。