たまに田舎から都会に出て都市を見ると(2014.4.11)
昨日の都内行きでは、東武東上線、地下鉄、山手線を利用しました。改札口でおたおたしたのは昨日書いた通りです。
エスカレーターも利用しましたが、左側の整列乗車が徹底していて、急ぐ人とゆっくり行く人がはっきり分かれています。まあ効率的だなとは思いますが、そんなに急いでどうするの?という気もします。
昔は、待ち合わせ時間に遅れそうなときは、階段を1段とか2段飛ばして駆け上がっていく人がいましたが、最近はそういう人はあまり見かけません。
電車に乗るときもきちんと整列乗車が行われ、我先にと駆け込む人を見かけませんでした。昔に比べると(今から40年ぐらい前です)心なしか電車も空いているような気がします。
発着本数が増えたからか、働く人の人口が減ったからなのか?あくまで感触ですから実態は不明です。
品川駅近辺ではスーツケースを持っている人が多かったです。国内、海外を問わず、飛行機を使った旅行や仕事が当たり前になっているんだなと感じました。
すごいなと思ったのは、電車内で一度も携帯が鳴る音を聞かなかったこと。たまたまかもしれませんが、人様に迷惑をかけないというマナー遵守が徹底しているように思います。
車内では新聞を読んでいる人をほとんど見かけませんでした。駅の売店での新聞の売り上げはどうなんでしょうか。ネットで調べてみると、確かに販売部数は落ちているみたいです。
以前は通勤ラッシュで詰め込まれた車内でも、器用に折りたたんだ新聞を見ながら通勤している人が大勢いました。そこに目をつけたのが、通常の半分のサイズの「夕刊フジ」や「ゲンダイ」といった新聞だと思います。
代わりに台頭しているのがスマホ。メールかLINEかゲームか、利用状況までは分かりませんが、起きている方の半分ぐらいはスマホを操作しています。またタブレットを使って、何らかの情報を検索している人も見かけました。仕事でしょうか。
意外だなと思ったのは文庫本を読む人が目立ったこと。ここのところ車内で読書をする人は見かけなくなったなと思っていました。多少ですが文字回帰への傾向が出てきたのかなと思います。
それにしても地下鉄は複雑怪奇です。上に行ったり下に行ったり、地下を立体交差しているのだと思いますが、「これじゃあアリの巣と同じじゃないか」と思いつつ乗っていました。
もし乗車中にいわゆる大地震が起きたらどうなるのかなという不安も感じました。電源が落ちれば電車はストップ。暗闇のトンネルの中を最寄り駅まで歩くんだろうなと思うと、小心者の私は地下鉄にもウカウカ乗れません。
地上に出れば出たで、頭上を老朽化した高速道路が立体的に交差しています。慣れている人にとっては当たり前の景色ですが、たまに田舎から出てくると、なんだか怖い都市だなと感じました。
一方、外国人がびっくりするように、確かにゴミが少ない。ある意味人間の生活を感じさせない無味乾燥な都市だなという気もしますが、道ばたがきれいに整備されているのは、世界に誇っていいように思えます。