楽しく前向きに

パワフルな老後を目指して(2016.6.10)

 アメリカ大統領選が大詰めを迎え、オバマ大統領もクリントンさんを支持するようになったという報道が朝からありました。対するサンダースさんは、今後も選挙戦を続行するようですが、私がすごいなと思うのはその体力です。

 サンダースさんは1941年生まれでも74歳だそうです。日本では健康寿命が70歳と言われていますが、それを考えるととんでもない鉄人ですね。対するクリントンさんは67歳で、両者ともに大統領になれば、この先アメリカのトップリーダーとして最低4年ぐらい手腕を振るうことになります。

 という事は任期満了となるころ、サンダースさんは78歳、クリントンさんは71歳。そこまで自分が体力的に頑張れると信じているからこそ立候補したのだと思いますが、その判断力もまたすごいなと思います。

 さらに対立陣営のトランプさん。こちらは69歳。ではオバマ大統領の現在の年齢は?生まれたのは1961年の8月という事なので現在54歳でしょうか。さすがに大統領専用機から身軽に降りてくる姿を見ると、「なるほど、年齢通りの身のこなしだな」と感じます。

 しかしそれはそれとして、この4人、すべてが良きにつけ悪しきにつけ実にエネルギッシュです。あのエネルギーの源は何なのかというのが気になります。

 日本では68歳前後と思われる舛添都知事が連日のようにニュースを賑わしていますが、こちらもある意味、都知事の椅子にしがみつく様子はエネルギッシュというかしつこさを感じます。

 話変わって、今日のニュースでは、笑点メンバーの円楽さんが、不倫問題で釈明に追われていましたが、こちらは66歳。不倫そのものは後ろ指を指される出来事ですが、元気であることは間違いなさそうです。

 というわけで、何を書きたいのかと言えば、答えは単純。まだまだこの先5年後、10年後を見据えて、「ああしたい」「こうしたい」という目的や志が明確な人は、それだけでエネルギッシュに見えるという事です。

 自分自身や近所のおじさんおばさんを見ていても感じることですが、60歳前後を境にして、「昔はこうだった」「過去にはこんな素晴らしことがあった」「以前こんないい思いをした」という昔話談議が好きな人が増えてきます。

 これだけを聞いていれば、「確かに昔は良かったかも」で終わってしまいますが、こういったことを言い続ける人は、実はこの後にもう少し言葉が続いて、「だけど今は・・・・」という愚痴が多くなるような気もします。

 しかし60歳を越してもその先を見据えて、これから何をしなければいけないのか、と考えている人は、過去を反省はするとは思いますが、ノスタルジックな感傷には浸らないような気がします。

 繰り返しますが健康寿命は70歳ぐらいかもしれませんが、その先さらに10年、場合によっては20年と寿命が続く可能性もあります。

 その間を楽しく前向きに、なおかつパワフル?に生き抜くためには大きな目的や目標が必要なんだろうなと、アメリカ大統領選を見てつくづく感じます。


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