食材費の高騰で家計がピンチ

2017.9.20

 家計簿をつけていると感じることですが、毎日何らかの消費があるのは食費です。当然ながら我が家のような年金暮らしの家庭では総収入も少ないので、日々支出する食材費の比率、すなわちエンゲル係数も大きいです。

 そこでこの食費を何とか減らそうと、スーパーに行って100g138円の鶏肉にしようか198円の豚ロース肉にしようかと迷うわけですが、そういった迷いを一か月積み重ねた結果が、月々の支出となります。

 その値は、今年になって一か月4.5万ぐらいとなり、昨年までの3.5万から大きく上昇しています。原因は近所で借りていた畑を、遺産相続の関係で返却せざるを得ず、その結果野菜のほとんどを購入しないといけない状況になったことが一つ。

 もう一つが、天候不順による野菜そのものの値段の高騰。以前は1個の値段に換算すると30円前後で買えたナス、ピーマン、玉ねぎといった野菜の値段が軒並み50円以上になっています。

 白菜なんてのは、4分の1が100円ぐらい。長ネギが1本100円というのでは、こりゃ本当に厳しいなという感じです。そこで値上がり分は他の安い食材に変えたり、メニューを工夫して乗り切ろうとするわけですが、もともと料理熱心なわけでもないのでやれることには限界があります。

 というわけで、工夫はしているものの、食費の値上がりは吸収しきれないという限界まで来ています。そこでここの所意識してやっていることが、食費以外の毎月の固定費のカット

 2年間使っていたポケットwifiの契約を打ち切り。これによって月数千円が浮きました。まだ同時にいつの間にか加入していたアマゾンプレミアムやヤフープレミアムといった優遇会員制度からも脱会。

 脱会してみた印象は、日常生活にほとんど影響がないので実に無駄な出費だったなと反省しています。ただ入会時のことはほとんど覚えていないので、その意味では巧妙に出費を強いられてきたともいえそうです。

 この辺りはクレジットカードの支出の記録を詳細に見ると見つけることができます。他にも、ろくでもない勧誘電話が多い固定電話代2千数百円を何とかしたいなと思っていますが、実家の母親はこの電話に慣れているので、すぐにカットは無理ですね。

 携帯は昔ながらの携帯を使っているので、月料金は1600円ぐらい。これにネットの通信代が6000円ぐらい。これらはどうしても必要なものですが、今後さらに生活が厳しくなれば新聞代も考えざるを得ないかも。

 一方食費、固定費以外では、医療費はしょうがないですね。月によりますがだいたい3000円ぐらい。さらに交通費。こちらは車の利用が少し多くなっているので、ガソリン代が1万ぐらい。

 これ以外で節約できることは何かといえば、衣料品。旅行に行ったとき、安いTシャツを土産に買う以外、最近どうしても必要だと思って買ったのが夏用の短パンでユニクロで買って1400円ぐらい。

 それ以外に、下着類や靴下を除いて、いわゆる衣料品店にはほとんど行かなくなりました。その意味では衣料品業界は苦戦しているのではと思われます。

 というわけで、節約や支出を意識すると、高齢になるにつれ、「絶対に必要だ」と思えるものはどんどん減っていきます。

 老後に豊かな生活を送るにはなんていう特集が今でもいろいろ経済雑誌で組まれていますが、まじめに家計を考えたら、金をかけずに豊かな老後を送る方法はいくらでもあるような気もします。

 ただ食費の高騰だけはもろに響いてきますので、今後も外食を控え、食材の工夫は必要だと思われます。ただし先日息子の最後の学費を納入したので、大きな負担からは解放されました。

 また来年以降息子がサラリーマンとなって金を稼ぐようになると、多少は家計費も援助してもらえる可能性が出てきますので、ここ1〜2年が一番厳しいかもと思っています。


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