2012年 国民健康保険税の徴収

国民健康保険税の納付通知書(2012.7.15)
 
 昼過ぎに郵便受けに国民健康保険税の納税通知書が入っていました。早速開封してみると、納税額は息子と二人で約15万。昨年に比べると少し減りました。

 たぶん昨年は一昨年が1〜3月まではフルタイムだったので、その分の収入が算出基準に含まれていたのが、今年はすべて非常勤講師だけの収入で算出されたからかと解釈しています。

 それにしても現在の我が家の年間収入は110万ぐらい。副収入や個人年金がありますから、日々の生活は特に問題なく生活できますが、それらがないと仮定した場合、この110万から15万を引かれることはかなりの負担になると思われます。

 そこでどうしてこんなに大きな額になるんだろうと、通知書の中に書かれていた算出基準を見てみました。

医療保険 後期高齢者支援 介護保険
所得割 (前年所得−33万)
×7.8%
(前年所得−33万)
×1.7%
(前年所得−33万)
×1.4%
均等割 24500円/1人 4500円/1人 10000円/1人


 となっています。ただし我が家の算出基準を見ると、息子の場合所得がありませんので所得割は0円。均等割は介護保険分は負担無しで、結局医療保険と後期高齢者支援の均等割29000円が税金となっています。

 つまりどんなに所得が少なかろうと、基本的には子供の人数分×29000円が課せられることになり、3人子供がいたらそれだけで87000円となります。

 子供は医療費がかかる、ということが算出基準になっているのかもしれませんが、我が家の息子は幸いなことにほとんど病気をしないので、年間の医療費は4000円に満たないと思います。

 となると3割負担ですから、息子が医療関係で保険から支払われている総額は9500円ぐらいの筈で、この29000円は納め損になっています。

 次に私ですが所得割額をそれぞれ計算すると約80000円。これに均等割り39000円がプラスされ119000円となりますので、息子の分と併せて約15万が課税という結果です。

 私の場合は高血圧と痛風の治療を行い、それ以外に風邪をひいたりしますので、毎月4000円程度の支出があります。これが3割負担ですから保険から充当される医療費は一ヶ月9500円。1年で114000円となり、私の場合は5000円ほど納め損です。

 ただこれらの納め損額は高額療養費の支払いが生じたときに、一定額以上の負担が生じない制度がありますから、その分の保険金だとも言えます。

 またそう考えると前年所得が大きかった現役時代は、自分の医療費以外にずいぶん他人の高額療養費を負担していたんだなとも思えます。

 計算はきちんとされていますが、収入の有無に関わらない均等割というのが低所得者層には辛いです。そこで軽減処置はないのかなと、いろいろ書かれている色刷りのパンフレットや通知書を見てみると、色刷りのパンフレットには「もし納付しなかった場合は」ということが延々と書かれていて、軽減措置の記載は無し。

 一方通知書の小さな字を必死に読むと「低所得世帯の減額について」という項目を発見。低所得世帯と言っても、その所得金額によって3段階あるようで、普通に読むと我が家は三つめの項目に該当しそうな気もします。これについてもう少し調べてみます。
 


表紙に戻る 税金・保険 国民健康保険税を滞納すると