予防接種は全額自己負担が原則

インフルエンザの予防接種と医療費控除(2013.2.20)
 
 昨日インフルエンザの予防接種を受けてきました。予防接種については賛否両論あるようで、受けることによってインフエンザ症状の悪化を防ぐというのが受ける側の主張。

 (インフルエンザにかからなくするのが接種の役割ではなく、かかったとしても症状を軽くするのが役割だと聞いています)

 一方、毎年毎年こういった接種を受けていると、本来なら自分が持っている免疫で立ち向かうはずの病気に対して、こういった予防措置をすることで、逆に自分の免疫が弱くなってしまうのではないかという不安を感じる人もいるようです。

 私自身はアレルギー持ちで、幼児の頃から現在まで喘息やアトピーに悩まされてきましたから、インフルエンザ接種の注射で何らかの激しい副反応が出るのではないかと接種を避けてきました。

 しかし6年ほど前に妻が抗ガン剤治療を受けることになり、その際家族も極力ウイルスを病室に持ち込まないようにして欲しいという要請が病院側からあり、50代にして初めて予防接種を受けました。

 初めての経験だったせいか、その最初の1回だけはインフルエンザと似たような軽い症状が出ましたが、特に問題となりそうな副反応は感じなかったので安心しました。

 一方私自身は小さな頃から上記の喘息で悩まされてきたせいか、風邪をひくとすぐに気管支に症状が飛び火し、喘息はほとんど出なくなったものの、風邪の後の咳が長引きます。

 ちょっととした刺激(空気中のチリやホコリだと思うのですが)で咳が出て、ひどいときは気管支から血がにじみます。こうなると体力も奪われ、もちろん仕事である授業もオチオチできません。

 というわけで、そう言った激しい症状から逃れるために、ここのところ毎年予防接種を受けるようにしています。これを受けると免疫系が刺激されるのか、通常の風邪もひきにくくなるような気がしています。

 ここで冒頭に戻るわけですが、この接種の代金が3500円。高いです。保険診療ですから実際には12000円弱の診療費だと思いますが、注射1本で1万円はずいぶん高いなという気がします。

 診療費の問題なのか、薬剤の問題なのかはよく分かりませんが、この接種料金は確定申告時の医療費控除の対象になっていません。(これが言いたかったのですが)

 確かに予防ですし、接種するしないは自己判断によるものですが、結果的にインフルエンザによる激しい症状が減れば医療費の抑制になるようにも思えます。

 インフルエンザになってしまって、医者にかかりタミフル等の処方を受ければ、この医療費は控除の対象になります。(医療費総額年10万円以上という規定がありますが)これは当たり前かと思いますが、それを避けるための予防接種です。どうもよく分かりません。
  
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