先人に学ぶ

60代でやっておくべきこと(2013.6.13)

 昨日本屋さんに行き、ビジネス書の類の背表紙を見ていたのですが、その中に「30代でやるべき事」と言うような本が何冊か有りました。

 当然ながら、20代で・・・とか50代で・・・と言う題名もあり、「なるほどそれぞれの年代で何を優先してやればよいのか分かって便利かもしれないな」と思ったのですが(内容は見ていません)、では俺はどうなんだろうと思い、60代で・・・と言う本を探したのですが、これがまったくありません。

 つまり本を出版する側としては20代から50代まではやるべき事があると判断していますが、60代以降は、やるべき事はない、と考えているとしか思えません。

 すでに働くことも終わりに近づき、後は老後の余生を送るだけなので、今更「やるべき事はない」という考えなのかなあと、ちょっとがっかりです。

 しかし超高齢化社会をこれから迎える日本にとって、政権側は60代でも働く意欲がある人が大勢いると言っているわけですから、だったら60代でやるべき事もあってしかるべきだと思います。

 というわけで、こうゆうときはネットが便利ですね。「60代でやっておきたかったこと」という検索語句で調べてみると、60歳以上の500人に聞いたアンケートの結果が日本経済新聞から出ていました。

 題名は「60歳までにやっておけばよかったこと」というものです。

 自分自身の現状と較べながら内容を見てみると、人間関係の第一位は「特技を持つ」ということです。やはり仕事がなくなって時間を持てあます人もいるようで、その点私は自宅にいるときは、こういったブログ書き、家庭菜園を楽しみ、さらに読書や音楽鑑賞、家事で忙しい思いをしているので、これは大丈夫と確信を持てました。

 第二位が「夫婦関係」ですが、これは現在の私にはあてはまりません。第三位が地域活動への参加ですが、これは時間が出来たらやろうと思いつつ、まだ実現していません。

 健康に関する第一位は腹八分目。最近ちょっと食べ過ぎなので若干反省。飲み過ぎは滅多にしなくなりました。

 第二位、肌の手入れ。これはもともとアトピーなので、いつも気を使っています。第三位、野菜中心の食事。家庭菜園の野菜を大量に食べていて食べ過ぎになっています。

 お金の第一位は貯金。一応やれる範囲で現役時代からやってきました。そのため、早期に住宅ローンが完済できたと思っています。

 第二位、年金で暮らせるような生活設計。シミュレーションを繰り返し、身の程をわきまえるようにしています。第三位スキルアップ。今の所意識して努力はしていませんが、ブログを書く関係で、コンピューター関係や英語の勉強をしています。

 というわけで、私の現状はまずまず満足できるものであることが分かりました。では実際に「やっておいて良かった事は何か」。これもこのページに出ていますが、これも現状はほぼクリア。

 と言うことは現状を基本にして、今後の生活費も考えていけばよい、と言うことになりそうです。


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