老後の幸せを左右する要素(2014.11.27)
巷では選挙の話題が花盛りで、ともかく「景気、景気」という声が聞こえます。この「景気」の裏側には、お金がもっと欲しいという気持ちがあるのだと思いますが、では金さえ増えればいいのかというと、そうでもないような気がします。
早期退職前後からこのブログを書き始めて約5年、1500回近くになりました。5年間の日数は約1800日なので、1週間に1回程度の休みをはさみつつ書き続けていることになります。
一方、ここに書いた記事は、必要に応じて加筆修正しながら、ジャンル別に分けて「父子家庭、早期退職者の生活設計」というサイトで整理しています。
今このサイトの中身を少し整理しているのですが、当然その際過去の記事も目を通すことになります。こんなことを考えていたんだと思うこともありますが、要するにこのブログを書いている目的は、老後の生活をいかに豊かにするかという主旨に変わりつつあるなと感じるようになっています。
そういう観点からすると、老後の生活は当然金だけでは決まらないことに気が付きます。ではどんな要素が我々の老後の豊かさや幸せを左右するのかと考えてみると、そのポイントは少なくとも7つぐらいありそうです。
重要だと思われる項目から列挙すると、先ずは「自身の健康」。次が「家族の存在」。そして「経済力」。ここまでは順当。その先が難しい。
ただブログを読み返していると気がつくことは、「目的意識や趣味」「住む場所」「家族以外とのコミュニケーション」「各種の欲望」といったことが、老後の幸せを左右する要素になりそうです。
あとは個人個人が、そのどの部分に注力するかだと思われ、ともかく景気さえ良くなればよい、という一面的なものの見方は、必ずしも老後の幸せに繋がると限らないように思えます。
よく言われるのは、金がなくても地域とのコミュニケーションが活発で、お互いに気持ちの上で支えあう体制ができていれば充分という考え方で、何でもかんでも便利さと効率、経済性を増せばよい、というわけではなさそうです。
年収が1億ある人をうらやましいとは思いますが、そういった人はそのお金を使う暇がないほど忙しい思いをして、家族との絆もおろそかになってしまう可能性もあります。
負け惜しみかもしれませんが、その点、週3回だけ非常勤講師の仕事に出かけ、自分が考えていること、言いたい事をこういったブログ等で好き勝手に表明し、気が向けば「円安だあ〜」と文句を言いながらも海外旅行に出かけ、日常生活でもウォーキングや家庭菜園でささやかな楽しみを満足させるというお気楽生活が一番だなという気がしています。