自分は老後に何をしたいのか

豊かな生活を送るための家計費(2015.9.20)

 文章力がないので、頭の中で考えていることがなかなかうまく文章としてまとめられないので困っているのですが、先ず大きな問題として、「老後に豊かな生活を確保するためには何十万円必要」と誰も彼もを一緒くたにして一律に提示されるような額は胡散臭いと感じると言うことです。

 そもそも豊かな生活は個人個人で感じ方が違うはずで、その部分をごまかして、レジャー費や交際費、予備費と言った項目の金額を増やし、総額で何十万になると書かれている老後のガイドブックがひじょうに多いです。

 というわけで、自分にとって何が豊かなのか、ということを退職前に考え、退職後はそれを修正しながら実践するという作業が必要なのかなと思っています。

 そこで昨日の話に戻るわけですが、自分にとって豊かな生活の概要が見えてくれば、必然的にその生活を行なうための生活費も分かってきます。そういった計算が出来て初めて、月にいくらぐらい必要かということを考える流れになるのかなと思います。

 そこを出発点にして考えると、豊かな生活とはちょっと離れるかもしれませんが、やはり老後にやりたいことは何かということが問題になりそうです。そのやりたいことがある程度出来る環境なら、それは豊かな生活だといえそうです。

 これについては少子高齢化社会の日本では、シニア層になんとか物を買ってもらいたい、若しくは出かけてもらいたいということで、そのニーズを把握するために、ネット上でさまざまな調査が行なわれています。

 「ゆこゆこ」というサイトが2013年に行なった調査の中で、シニアが挑戦していることのランキングが出ていました。

 男性の場合を1位から順に書くと、「パソコン・インターネット」「ウォーキング・ジョギング」「カメラ・写真」「園芸・ガーデニング」「ゴルフ」「登山・ハイキング」「料理」「ボランティア」「スポーツ」「カラオケ」となっています。

 さらにこれからやりたいことという項目もありますが、ほとんどは上記と重複しています。唯一重複していないのが「一人旅」「絵画」「語学学習」「陶芸」と言った項目です。

 ということはこれらの項目や、自分自身が独自にやりたい、挑戦したいと思っていることが出来る環境があって、実際にそれを行い、満足感が得られたとき、それを「豊かな生活」と呼ぶのかなという気がします。

 となると、もしさらに追求するなら、そのやりたいことにかかる経費を考えれば、豊かな生活を送るための必要金額が算出できます。

 私の場合は何回も書いていますが、息子と二人の通常の家計費が、今は月11万ぐらい。これに年間の税保険代35万ぐらいをプラスして170万ぐらいが最低限生きて行くための必要経費。

 これ以外に私自身が満足できる生活をするために必要な代表的な費用が旅行費で、これが現在年間100万ちょっと。そういった生活に今はとりあえず満足していますので、年間の支出は270〜280万ぐらい。月23万ぐらいと言うことになりそうです。

 ただし息子が独立して一人暮らしになったら、この数字はさらに小さくなることを予想して将来計画を作っています。たぶん50万ぐらい減るのではと思っています。当然ながら体力若しくは気力が衰え、海外旅行に行く元気がなくなったら、さらに50万ぐらい減るような気もしています。


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