心理テストが面白いかも

服装は元気度を表す?(2016.7.22)

 我が家の近辺も少子高齢化が進み、まあ当たり前ですが、昼間近所をウォーキングで散策していると、出会うのは高齢者ばかりです。

 たまーに私よりも若いと思われる人が派手なトレーニングエアを着て必死に走っていたりするのを目にすることもありますが、逆に「仕事はどうしているんだろう?夜の仕事なのかな?」と余計なことまで考えてしまいます。

 ちょっと前にも書いたように、スーパーに行けば女性が目立ちますが、その中に私と同年代か、若しくはもう少し上の世代の男性が買物をしている姿もよく目にするようになりました。

 6年ちょっと前に早期退職をして、その直後から節約のためスーパーに行くようになりましたが、最初の頃は、昼間から男性が一人でスーパーで買い物をしている姿はほとんど見かけず、ちょっと肩身の狭い思いをしたことを今も覚えています。

 そかし6年後の今、当時に比べると、高齢者の男性の姿が多く目につくようになっています。ある意味私自身はそういった姿を見てホッとする部分もありますが、その背後事情(妻が病気療養中若しくは私同様先立たれた、もともと独身だったなど)を想像すると、ちょっとばかりやるせない気持ちにもなります。

 さらに言えば、前々回に書きましたが、埼玉県という場所柄のせいなのかもしれませんが、どなたも実に服装が地味です。まあスーパーに行くのに着飾っていく必要はないのですが、なんていうか個性がない?

 ちなみに服の色は景気に左右される(車の色もそうだったように記憶しています)というのが定説です。原因は景気の悪さで生活防衛意識が強くなり、派手ですぐ飽きてしまうと思われるものより、地道に何年も着られるものを選ぶからだそうです。

 確かに60代でも70代でも、それこそ80代でも、同じ服を着ていて違和感がないような服装が多いように思えます。実際私自身も特に意識しなければ、地味で無難な色を選択する傾向が強いです。

 ところが、これも以前書きましたが、バンコクに行くようになって、ホテルやレストラン、居酒屋さんの従業員さんは、訪れた客の格を服装や持ち物で判断しているという印象を持つようになりました。

 実際同じホテルで、Tシャツ短パン、スニーカーでチェックインした時と、ポロシャツやドレスシャツに長ズボン、タウンシューズでチェックインしたとき、あてがわれる部屋の格や、応対する従業員さんの態度が微妙に異なることが分かってきました。

 現地の人にとってみれば、外国人観光客を値踏みするという事になるのだと思いますが、世界中から観光客が集まってくるバンコクでは、そういった外見の情報を重視しないといけないという事なのだと思います。

 というわけで、そんな経験を通してファッション音痴の私も、少しずつ服装のセンスを磨かないといけないなと遅まきながら気が付いたのが60代になってからです。

 そして冒頭に戻りますが、ともかく周辺の同年代の人たちの服装が地味であることに気が付いたということです。別に地味であることが悪いというわけではありません。

 しかし、「よしがんばるぞ!」と気合を入れたときにネクタイの色は赤、なんてことを意識する人もいるように、やはり生活に前向きになるなら、必然的に服装も派手とは言いませんが、多少元気の出るような色や柄になってもいいのではと思うようになっています。

 実際ネット上では、服の色で気分が変わるという記述も多くみられます。これは一種の心理テストみたいなもんですが、ネットにはそういった情報も出ていますので、いつも同じような色しか着ていない方は調べてみることをお勧めします。

 ちなみに私は以前より、赤っぽい服を着ることが多くなりました。心理学的には目立ちたいという願望があるようです。以前はブラウン系が多かったです。


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