教育費や家のリフォーム費用が大きい

年度ごとに収支を考える必要性(2013.2.17)

 昨日のシミュレーションの結果から簡単に導き出せる結論は、年金の収入の方が支出より大きければ、病気療養がない状態で、長く生きれば生きるほど資産は増加するという結果になります。

 最近は団塊の世代が大量に退職していて、私もその中の最後のかたまりの一人かなと思っていますが、こういった経済的観点からも自身の健康について考えて、長生きしようと思っている人が多いのではないでしょうか。

 我が家の近くにある「浅羽ビオトープ」という河川敷に作られた全長往復で4kmぐらいの遊歩道コースは、私の散歩コースになっていますが、ここは朝5時ぐらいから日が暮れるまで、いつも誰かが歩いています。

 今の時期は樹木の葉っぱが落ちて、野鳥がよく見えるので、毎日のようにでかい望遠レンズをつけたカメラを三脚と一緒に肩に担いで、ビオトープ内をウロウロする野鳥カメラマンの姿も多数見られます。

 さて、それはそれで良いのですが、ここまで考えてきた内容は、一定の収入が継続し、支出の方も一定であると仮定した仮のシミュレーションです。それでもおおまかな収支は把握できますから、それで満足できればいいのですが、私なんかはそれでは不安です。

 というのも、まだまだこれから生活の形態が変わる可能性があるからです。一番大きいのは息子の進学。そしてその後の就職。更には独立、結婚といった流れ。

 次に問題となるのは、すぐ近くに住んでいる実家の母親の動向。今の所自力で暮らしていますが、今も必要に応じて病院への送迎を行っていますから、この先の動きは読めません。

 そして前にも書きましたが、家のリフォームとか車の買い換えというイベントがあります。もしかしたら息子の国民年金費用の援助や、結婚する場合の援助も必要かもしれません。

 そういった様々な要素も加味しないと、シミュレーションは単なる理想計画になってしまいます。しかもこれらのイベントは、ある年に突然大きなインパクトを持って生じますから、それへの備えが必要です。

 そういったことを考えると、しつこいようですが、テレビの取材で考えた、総収入と総支出を比較して足りるか足りないかと論じるだけでは駄目だ、という結論になります。

 というわけで、それがいつ頃どのくらいの金額で生じるかを予想しなくてはなりません。現状では、我が家の場合息子の大学進学がこの春から控えていますので、その出費が大きいです。

 私立の理系を志望していますので、すでに出費した受験料及びこれkらの入学金、さらに学費として初年度は250万。以降は仮に150万と見積もっています。ということは全部で700万。

 この先4年間でそのような出費があるとしたら、昨日のシミュレーションでは、4年後に間違いなく生活は破綻し、家を売らなければならない状態になっているはずです。

 そういったことも含めて、年度ごとの収支を考えなくてはいけないということです。具体的には、明日また書きたいと思います。


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