自民党への抵抗感は60代が強い

参議院選挙の若者の投票行動から感じたこと(2016.7.13)

 昨日はあまりの暑さにエアコンの無いパソコン部屋(といっても物置のような部屋を改造しただけです)から避難し、買い物に行ったあとはエアコンのあるリビングで昼食、昼寝、フルートの練習をして、更に夜は近くの日帰り温泉施設まで行ったので、結局更新が出来ませんでした。

 今日は比較的涼しい朝ですが、午後からは雨だとか。梅雨開け直前の安定しない天気ですが、どうせ降るなら雷をガシャガシャ鳴らせて、思いっきり降ってもらいたいなと思います。

 私は小学校時代、東京で過ごしていましたが、夏の青空、夕方からの入道雲、突然の夕立というのが、多少脚色された記憶かもしれませんが、結構頻繁にあったような気がします。

 今はなぜかドロ〜ンとした蒸し暑さだけが1日中体にまとわりつく、実に不快な天候が多いなと感じます。かと思えばやたら暑い。熱中症患者が続出だそうですが、当然だと思います。

 さて参議院選挙が終わり、今回の選挙の分析や解説も徐々に下火になっていき、今後は東京都知事選の話題が多くなるのかなと思っています。

 そんな中、今回の参議院選挙で注目を浴びた18歳19歳を含む若者たちですが、比例代表の投票先は自民党が他の世代より多かったようです。比較的自民党への抵抗感が強かった年代は60代。すなわち団塊の世代と言われる人たちです。

 問題はその理由ですが、もしかしたら私が高校時代に経験した大学紛争の影響もあるのかなという気がします。私自身は高校時代に体験しましたが、その経験を通して教育の重要性を認識し、教員になろうと思った経緯があります。

 割と自由な発想をする人が多い年代なのかなという気がしますが、まあこれも個人的な主観です。ただこの大学紛争が起きてからは、学校教育への管理的な色彩がより強くなったような気もします。

 規律を守ることが重要視され、自由な発想が制限され、そこからはみ出そうとするものは、容赦なく叩かれるかはじかれるために、おとなしい生徒が増えたような印象です。

 それはそれとして、ではなぜ若者は自民党への投票率が高かったのか?そのうち息子に聞いてみたいと思っていますが、野党への頼りなさはあるかもしれません。

 私は野党に投票しました。経済最優先より人だろうと思ったからですが、ではどうすればよいのかという具体策を掲げている野党がないように感じました。

 アベノミクスは失敗しているのではと感じていますが、では野党に任せたらどんなことをやっていたのだろうかと考えると、何ら具体策が提示されていないので判断が出来ません。

 戦争反対は正しいと思えますし、原発も減らした方が良い、経済を活性化し、給料はどんどんアップ、老後の生活も安泰というのが一番ですが、ではどうやったら限られた予算でそれが実現できるのか。

 自民党は様々な批判を受けながらも、経済に関しては何とか方針を打ち出し頑張っているという姿勢が評価されているのかもしれません。野党は失敗だと批判はしますが、じゃあどうするんだと聞き返されたときに、答えを持っていないような危うさを感じます。


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