自分には関係ないように思える政治

高齢者が増えて選挙の投票率はますます下がる?(2016.10.7)

 転院8日目。ちょうどこの病院の1週間の生活を経験し終えました。朝は6時前後に起床。朝食を食べ9時からリハビリの授業?を一つか二つ。

 お昼近くになるので、12時に昼食。午後はリハビリや入浴等があり、4時ごろに終了。食堂(サロン)と思われるところで、コーヒーブレーク。小さなお茶菓子と飲み物を飲んで休憩。

 部屋に戻ってブログ等を更新していると夕食時間となります。夕食後は基本的に何もないので、テレビを見たり、ネットサーフィン。この病院の消灯は9時です。

 かなり早いのですが、8時半を過ぎると昼間のリハビリの疲れからか、アルコールも飲んでいないのにジワ〜っと眠くなってくるので、パジャマに着替え。

 ベッドに横になってテレビを見ながら腰痛体操。気持ちよくなってそのまま寝ていることもあります。テレビではニュースを見ることも多いのですが、政治的な問題は毎日聞いていてもほどんと進展がなく、少々食傷気味です。

 そんな中、ふと思ったのですが、1年後の自分の生活が不確定な人間にとって、豊洲問題等、これからどうなるかわからない不確定要素の大きいニュースは、優先順位が低いな感じます。

 自分がこの世に存在しているかどうかわからない1年後、さらに5年後10年後の日本に、自分自身に関係のあるニュースとしてとらえるのはかなり無理があるといういうことです。

 つまり私の場合は1年後、5年後、10年後という単位になるわけですが、今現在明日を知れぬ病床にある人や、現在90歳で1年後どうなっているか分からないという人にとって、将来のリスクや展望といったニュースはあまり意味がないように感じられるということです。

 例えば、国会で突如年金制度が変更になるという議論が起きても、それが可決され実行に移されるまでは3〜5年以上のタイムラグがあると思われます。

 ということは利己的な視点で考えれば、自分には関係ないということになりそうで、わずかに日本の将来や家族のことを真剣に考えている人にとってのみ重大な問題になりそうです。

 実際私の86歳になる母親は、国政選挙に以前は必ず行っていましたが、最近は疲れるという一言で全く行っていません。自分とは全く関係ないところで政治が行われるという意識があるのだと思いますが、肝心な部分は何が変わろうとすぐに影響はない、という気持ちがあるのかなと思えます。

 私は今ニュースで議論されているようなことが、息子世代には影響があるなと思って見ていますが、だんだんと自分には関係ない話だなと思うようになってきした。

 こういった利己的な考えが高齢者に多くなれば、今後優秀だった高齢者の投票率はどんどん下がっていくのではないかと思われます。

 さてどうなるか?若者も高齢者も誰も選挙に行かない、なんてことが起きて、慌てるのはいったい誰でしょう?


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