難病長期入院の優遇廃止を画策?

政治が動いているとは思いますが・・・・(2013.11.21)

 今日は11月22日で、「良い夫婦の日」だそうです。テレビでもこれを取り上げ、「会話を増やして仲良くしましょう」なんてことを言っていますが、「パートナーがいない私はどうすりゃいいんだ」と皮肉の一つも言いたくなります。

 どうせなら2月4日を「父(2)子(4)家庭の日」の日にするとか、8月4日を「母(8)子(4)家庭の日」とかにして、この日だけは家族の住民票を見せれば、レストランでの飲食やスーパーでの食品代が半額になるとかなんていう制度を作ってもらえないかなあと思います。

 それはそれとして昨日の続きです。衆議院選挙は違憲でありながら、その選挙によって選ばれた議員さん達が、何やら機密保護法なるのものを作成し、一部の人だけで秘密を指定してしまおうということのようです。

 今日の新聞には、福島第一原発4号機から燃料取りだし作業が行われ、無事キャスクに保管、車でキャスクを慎重に移動、今日プールに搬入という記事が出ていました。

 テレビではキャスクの落下試験が不充分で安全性が問題かもしれないという指摘もなされていました。確かにそう言った指摘も間違いではないと思います。

 では何もしないでほっとけばいいのかということになると、これまた安全性がどうのこうのという議論が出るのは間違いありません。

 というわけでテレビのコメンテーターさんの意見を尊重すると、保管も危険、移動も危険ということになってしまい、「それじゃあいったいどうするんだ?」とさすがに東電に少し同情しました。

 一方、新聞には移動の様子を撮影した写真が掲載されていますが、キャスクを釣り上げる部分の写真がモザイクになっています。安全上または保安上の理由かなと思いますが、今後機密保護法が制定されると、こういった部分が対象になっていくのかなと想像してしまいました。

 たまたま現場の作業員さんが、搬入の過程を写真撮影し、それを自宅のパソコンに保管。しかしそれが何らかの理由で外部に漏洩。この時搬入の過程が機密に指定されていた場合、機密保護法に抵触したことになりそうです。

 しかし何が機密だったかは明らかに出来ないので、違反したとされる本人は何が問題なのか分からないことになります。私の解釈が間違っていればいいのですが、どうにも不透明な事が多いので、もう少し具体例で審議を勧めてもらいたいなと思っています。

 さて昨日の新聞記事では、この機密保護法が大きく取り上げられていますが、その片隅には「軽減税率」の議論がスタートしたと書かれていて、これも庶民にとっては重要な事だと思いますので、今後の流れを注視したいと思っています。

 と思って安心していたら、そのすぐ横にさりげなく厚労省が「難病長期入院の優遇廃止を提案」なんてことが書かれています。医療費の抑制の一貫かなと思いますが、長期入院に対する優遇処置が減れば、当然病院は患者に対して退院を迫る可能性が大きくなります。

 またまたさりげなく弱者への締め付けを行ったということでしょうか?


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